とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

イラク・レジスタンスの立ち上がり 1

2007年10月15日 10時42分58秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)
★第一引用
.............(第一引用  はじめ).............................

☆★米上院がイラク分割求める、民主党主導
イラク情勢ニュース 速報&コメント 9月28日
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US Senate calls for Iraq's partition: An old Zionist dream

 アメリカの上院は26日、イラクを連邦制のもとで、民族と宗派にそって分割
するよう求める決議を、賛成75、反対23で可決した。この決議は2008年
予算の付帯決議とされたもので、法的拘束力はないものの、シーア派、スンニ派
、クルド人と三分割することが、アメリカのイラク(石油)支配を容易にするも
のと見る点で、共和党も民主党も大差ないことを示している。

 また、3分割することによって「国内対立が減少」すれば、米軍の大規模撤退
も可能になると主張することによって、米軍撤退という内外の要求をアメリカの
イラク支配に都合よい方向に歪曲しようとしている。

 今回の3分割案は、20人以上の共和党議員が民主党に同調する形で採択され
たが、提案したバイデン上院議員は上院外交委員会の重鎮であり、来年の大統領
選に民主党候補として名乗りをあげている。そして、イラク侵攻の当初から、強
硬なタカ派としてイラク侵略を主張してきた人物でもある。

 数ヶ月前には、バイデン上院議員はアメリカのユダヤ系ケーブルTVに登場し
、「ユダヤ人でなければシオニストでないというものではない。私はシオニスト
だ」と語っている。つまり、イラク分割とそれによる石油支配は、新参のネオコ
ン集団以上に、軍産複合体と結びついたタカ派やシオニストの年来の願望である


 これは宗派主義(+クルド分離)を望んでいるのがアメリカであることを今一
度明らかにするものである。宗派主義の暴力の背後にアメリカがいること、「治
安改善」を掲げる米軍駐留は宗派主義を抑えるのではなく、占領に反対するイラ
ク国民のレジスタンスを鎮圧することであることも、繰り返し、指摘しておかね
ばならない。

 アラブ連盟の高官は、アメリカ上院が何度もイラク撤退決議を葬ってきたのに
、バイデン議員のイラク分割を求める決議が1回で採択されたことに驚いている
、と語った。「国際社会は中東におけるアメリカの真の狙いを理解し、大量破壊
兵器やアルカイダについても虚偽の主張をしてきたことに見てきた」。

 イラクのアデル・アブドル・マハディ副大統領(シーア派)さえ、訪問中のカ
イロで報道陣に、「イラクの将来を決めるのはイラク国民だ。イラクは何千年も
統一されてきて、イラクには統一と国家主権を保持する能力もある。イラク分割
など思いもよらないことだ」と非難した。

......................(第一引用 おわり).......................


★第2引用
......................(第2引用 はじめ).........................
☆★法学者協会が米のイラク分割構想を非難
AMSI Secretary General has condemned the American project to divide Iraq
HAQ agency- reports 2007年10月5日
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http://www.uruknet.info/?p=m36969&date=06-oct-2007_22:43_ECT

 イスラム法学者協会(AMSI)のハリス・アッ・ダーリ事務局長は、10月
5日(金)、アメリカのイラク分割構想を非難した。そのなかで彼は、すべての
イラク国民にむけて、可能なかぎりの手段でこの構想を拒絶するよう呼びかけた


 彼はラフィダーン放送のインタビューにおいて、アメリカ議会でこの構想が持
ち出されたのは、アメリカのイラク政策が失敗したことを隠すためであると強調
し、事実、この政策は以前から準備されていたものだ、と述べた。

 彼はさらに、イラク分割案はアメリカ軍がイラクを占領する4つの目標の一つ
である、と指摘した。4つの目標とは、イラクを占領すること、イラクを武装解
除すること、イラクを分割すること、そしてこの国(イラク)の潜在的能力を封
じこめることであり、特に石油法の制定は、これらの目標にむけて必要なことと
して、現政府と議会が求めている。

 この政策は、第1段階として、一連の不公正な法律および石油法案となって現
れている。正義かつ正当であるべき法律が、実際には公正・公平とはほど遠く、
従来からあった同種の法案研究と比べても、いっそう危険なものになっている。

 アッ・ダーリ博士はアラブ、イスラム諸国に対して、この構想の危険性を全国
民に明らかにするよう警告した。彼はイラク分割が中東全域に危険な政治を広げ
ることを明らかにし、この政策に反対する態度を鮮明かつ強固にするよう各国(
民)に要請した。

 イラク・イスラム法学者協会事務局長(アッ・ダーリ師)は、イラクには、こ
れまでも気高い人々が、男も女も、祖国の解放のために戦ってきた歴史があるの
で、この構想は実現されないだろう、と述べた。彼らは今日、みずからの統一を
守るためには、さらなる犠牲をも厭わない覚悟をしている。

 アッ・ダーリ師の説明によると、このような米国の政策は、いわゆるイラク憲
法に表現されたものの焼き直しである。それが受益者となるアメリカ人によって
確定されたのは2年前のことであり、いわゆる連邦制はこの(イラク分割)構想
の隠れミノであった。今になって連邦制を非難している者は、みずからの弁明に
つとめているにすぎない。

 アッ・ダーリ氏は、北から南まで全イラク国民に、それぞれが可能なあらゆる
方法によって、この構想を確実に拒絶するよう求めた。そうすることによって、
私たちの父祖が過去にそうであったように、イラク国民は今でも確固としている
のだと主張することになる、と。

 彼はまた、すべての男女に、どのように拒絶するのか子どもたちにも教えるこ
とを呼びかけた。

 占領に反対しよう
 分割に反対しよう
 傀儡勢力を利する人為的な宗派主義に反対しよう
 兄弟の間柄を称えよう
 その素晴らしさを称えよう
 共に生きることを称えよう
 君たちが恐れることを知るなら、それはこの上ない模範である
 
 アッ・ダーリ師はインタビューの締めくくりに、このイラク分割を助けたり、
分割を実現するために働く者は、イスラム教と祖国および国民に対する裏切り者
と見なされるであろうと強調した。そのような者たちへの懲罰は厳しいものとな
るであろう。

...................(第2引用 おわり).......................
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