AFPBB
2020年5月19日 19:39 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
【5月19日 AFP】(更新)ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は19日、新型コロナウイルスに感染していたミハイル・ミシュスチン(Mikhail Mishustin)首相が治療を終えて公務に復帰すると発表した。
2020年5月19日 17:49 発信地:バマコ/マリ [ マリ アフリカ ]
【5月19日 AFP】アフリカ・サハラ(Sahara)砂漠の南縁に位置するサヘル(Sahel)地域一帯では、専門家によると国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の系列組織が銃を向け合っているといい、数年保たれた両組織による協力の時代を崩壊させている。
2020年5月19日 18:53 発信地:パリ/フランス [ 米国 北米 ]
【5月19日 AFP】新型コロナウイルスの流行が始まって以来、米マイクロソフト(Microsoft)の共同創業者で慈善活動に熱心なことで知られる富豪のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏を標的にした誤った主張が、インターネット上で増加している。専門家らは、こうした流言飛語は新型ウイルス感染予防対策を妨げる可能性があると警告をしている。
陰謀論者らが作成した加工写真や偽ニュース記事の中には、ゲイツ氏が新型ウイルス流行の黒幕だと非難するものもある。
2020年5月19日 10:53 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
【5月19日 AFP】ロシアの新型コロナウイルスの感染者数は世界で2番目に多いが、報告されている死者数は、フランス、イタリア、スペインなどの10分の1にとどまっている。なぜ、ロシアの致死率はこんなにも低いのだろうか。
ロシアの資金不足の医療システムが、米国や西欧諸国の医療システムよりも流行抑制に成功しているとは信じがたいため、ロシア当局が死者数を実際よりも少なく数えて、危機の規模を小さく見せようとしているとの批判もある。
だが当局は、新型コロナウイルスが直接の死因となった死者のみを数えているとして、統計の改ざんを否定している。また、ロシアでは流行の波が遅れてきたため、西欧諸国の経験から教訓を学ぶことができたとも説明している。
なぜ、ロシアは感染率が同程度の国に比べ報告されている死者数が少ないのだろうか。
■隠された死者?
18日時点で、ロシアで確認された新型コロナウイルスの感染者は29万678人、死者数は2722人となっている。感染者数では米国に次ぎ世界第2位だが、累計死者数では世界第19位、人口100万人当たりの死者数では第65位にとどまっている。
また統計によると、首都モスクワの4月の死者数は1万1846人で昨年同月よりも1841人多かったが、そのうち新型コロナウイルスによる死者は639人のみとなっている。
モスクワ市保健当局は13日、「致死率を月単位で比較することは不適切であり、何らかの傾向を示す明白な証拠にはならない」とし、数字の操作を否定した。
重要なのはモスクワ当局が、新型コロナウイルスによる死者の登録手法が他国の手法と異なるとしている点だ。
■ロシアの死者数の数え方
死者数の数え方については、感染中に死亡した人をすべて新型コロナウイルスの死者としている国もあれば、ウイルスが主要な役割を果たしたと疑われる例のみとする国、ウイルス由来の合併症が直接の死の原因である場合のみを数える国などさまざまだ。
ロシアは保守的な集計法を採用している国の一つで、死因が直接関連している場合(多くは肺炎)のみを新型コロナウイルスによる死者として数えている。
例えば「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断されていた患者が心臓発作で死亡した場合、公式の死因は心臓発作となる」と、モスクワの国立研究大学高等経済学院(National Research University Higher School of Economics)の人口統計学者セルゲイ・ティモニン(Sergei Timonin)氏は説明する。「言い換えれば、新型コロナウイルス感染者の死がすべて新型コロナウイルスによる死として記載されるわけではない」
■高い検査率
ロシアは、新型コロナウイルスの検査率が世界で最も高い国の一つだ。これまでに600万件の検査が実施されている。そのため確認された感染者数は非常に多いが、うちほぼ半分の46.5%は無症状感染者だった。
■少ない高齢者
ロシアでは旧ソ連崩壊後に平均寿命が急激に低下し、他の国で新型ウイルスの打撃を最も受けた世代がほとんどいなくなっていた。全人口に対する65歳以上の割合は、イタリアが23%、スペインが19.3%であるのに対し、ロシアはわずか14.6%だ。
イタリアでは70歳以上の高齢者が確認された感染者の39%、死者の79%を、スペインでは入院患者の50%、死者の86%をそれぞれ占めていた。
ロシアはまだ同様の全国統計を発表していないが、モスクワで5月1日以降に確認された感染者のうち65歳以上は16%にとどまっている。
また多くの国では感染者や死者が介護施設に入居している高齢者に集中しているが、ロシアでは介護施設に入居している高齢者ははるかに少ない。
■病院再編
ロシアは致死率が低いもう一つの理由として、感染が急拡大する前に他国の状況を見て、ウイルスの拡大前に病院の態勢を整えることができたことを挙げている。
当局は病院や診療所を早急に新型ウイルス感染症治療施設に変えることで、新型コロナウイルス感染者用の病床数を数週間で2万9000床から14万床以上に増やすことができた。13日現在、病床数にはまだ3割の余裕がある。
一方、医療従事者らは防護具不足や、サンクトペテルブルク(St. Petersburg)やモスクワの病院での致命的な火災の原因となった新しい人工呼吸器などの装備について懸念を表明している。(c)AFP/Antoine LAMBROSCHINI
2020年5月19日 16:04 発信地:台北/台湾 [ 台湾 中国 中国・台湾 米国 北米 ]
【5月19日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって、世界保健機関(WHO)から台湾が締め出されている問題に改めて注目が集まり、米国主導で台湾のWHO加盟かオブザーバー参加を認めるよう要求する国々が増え、中国と一部の欧米諸国の間で外交摩擦が起きている。
■なぜ台湾はWHOから排除されているのか?
台湾(正式名称は中華民国)は、WHOが1948年に設立された当初は創設メンバーとして加わっていたが、国連(UN)の「中国」の代表権が中華人民共和国に移った翌年の1972年にWHOから締め出された。
中国国民党が中国共産党との内戦に敗れ、台湾に逃れた1949年以降、台湾と中国は別々に統治されてきた。中国政府は台湾を自国の領土と見なし、必要なら実力行使してでも台湾を奪うと宣言。台湾が国際社会に主権国家として認められることに反発し、近年、台湾に対する経済的・外交的・軍事的な圧力を強めている。WHOなどの国際機関からの締め出しも、その一環だ。
■台湾はずっと排除されてきたのか?
そうではない。2009~2016年の間は、中国政府は台湾に対し、「中華台北」という名前でオブザーバーとしてWHO年次総会の世界保健総会(WHA)に参加することを許可していた。
この当時は台湾政府と中国政府は今よりも友好的な関係を築いていたが、関係が冷え込んだのは、2016年に現職の蔡英文(Tsai Ing-wen)総統が選挙で当選を果たしてからだ。
蔡氏が所属する党は、台湾を事実上の独立国と見なしており、台湾を中国の領土の一部とする「一つの中国」という方針を掲げる中国政府の考えには同意していない。
WHOへの加盟を求める台湾政府の要請には外交的な支持がこれまでほとんど集まらなかったが、その流れを劇的に変えたのが新型コロナウイルスの感染拡大だ。
中国は、新型ウイルスへの初期対応と、独裁的な政府のせいでこの病気が世界中に広がったのではないかという疑いをめぐり、疑問の目を向けられるようになった。
それとは対照的に、民主的な台湾は5月18日時点で死者7人、感染者440人しか出しておらず、新型コロナウイルス感染症への対応が模範的だとして評価を受けている。
■なぜ台湾の排除が重要なのか?
台湾および台湾を支持する人々は、特に今回のような大規模な健康上の危機の最中にWHOから2300万人の台湾人を排除することは不公平だと訴える一方で、各国の指導者や医師らは新型ウイルスとの闘いにおいて台湾の専門知識から得るものがあると主張している。
米国で研修を受けた疫学の専門家でもある台湾の陳建仁(Chen Chien-jen)副総統は14日、記者団に対し、「保健ネットワークの中では、誰一人として孤児として扱われるべきではない」とし、「WHOは政治を重視し過ぎて、機関の専門性と中立性を忘れている」と語った。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権も、WHOが「公衆衛生より政治を優先する」ことを選んだと非難している。
一方、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は、自身の在任中、WHOが中国政府に肩入れし過ぎているという意見を否定している。
■台湾の希望通りに展開する?
可能性としては非常に低い。WHO加盟国は11日、台湾に対するWHAのオブザーバー資格の付与に関する決定を延期した。
中国ではなく台湾と国交を結んでいるのは15か国のみで、その大半は中南米と太平洋地域の経済小国だ。WHOに加盟している194の国と地域の中には、あえて中国政府の怒りを買おうとするところはほとんどないだろう。だが、台湾が事実上の主権国家として多くの国に認められることは、台湾政府にとっては勝利であり、中国政府にとっては打撃となる。
そして、これこそが、新型ウイルスが感染拡大した間に台湾がつかんだ大きな成功だ。
この数週間で、米国に加えてオーストラリア、カナダ、日本、ニュージーランド政府からも、台湾にWHAのオブザーバー資格を付与するよう求める声が上がり、中国政府の怒りを買っている。(c)AFP/Amber WANG
SPUTNIK
© REUTERS / Jonathan Ernst
政治2020年05月19日 16:53短縮 URL
ドナルド・トランプ米大統領は世界保健機関(WHO)に対し、ワシントンが求める改革の実施期間として30日間を与えた。改善されなければ米国はWHOへの資金拠出を恒久的に停止し、加盟そのものを見直すという。
© AFP 2020 / Charly Triballeau
政治2020年05月19日 14:46(アップデート 2020年05月19日 15:11) 短縮 URL
加藤勝信厚生労働相は19日、世界保健機関(WHO)の年次総会で演説し、新型コロナウイルス対策をめぐり「台湾のような公衆衛生上の成果をあげた地域を参考にすべきという指摘もある」と述べ、総会に招待されなかった台湾の名を挙げた。またWHOの対応や感染ルートに関する「公平、独立かつ包括的な検証」が必要だと指摘した。SankeiBizが伝えている。
新型コロナウイルス2020年05月19日 07:03短縮 URL
韓国の文在寅大統領は、社会の保健衛生を脅かす新型の病いと闘うために世界保健機関(WHO)に大きな全権を付与するよう呼び掛けた。アルジャジーラが報じている。