映画の速読

普段は、なにかしら課題があって、なかなか映画館へ足を運ぶのが億劫であることが多い。

そこで、2週間ほど思い切って映画週間なるものをタイミングをみはからってつくる。その時期は、レンタルビデオ屋さんからビデオ（今はDVDもまじるが）を次々に借りてきて、思い切って映画漬けになる。

途中で、用がはいると、細切れの鑑賞となるが、それでも最高がんばると一日3本ぐらいは観れる。
映画は、大体２～3時間でひとつのメッセージを完結させるので、それだけ詰めて観ても、ちゃんと鑑賞ができる。ゆっくりと一本を観るよりも、かえって、スピードをあげて次々に観たほうが、多くの映画を比較ができるので、いい映画とつまらない映画が識別しやすいように思え、この方法は、結構気にいっている。

私は、主にフランス映画に的をしぼっているので、クラシックから最新のものまで、レンタルビデオ屋さんでかき集め、かたっぱしから観ていく。

本とはちがう魅力を、映画に感じ、映画の虜になるが、映画ばかりを観ているわけにいかないので、2週間経つと終わりとして次回の楽しみにする。

映画も観続けていくのは、努力と積み重ねがいるようだ。

最新映画もいいが、クラシックもいいものがあるので、スピードをあげて、できるだけ沢山の映画を観たいのだが、怠け癖が邪魔をする。

そのため、このところ映画週間がお休みになっている。一回休むと再開するのに決意が必要だ。また、ぜひとも再開したいのだが、なかなか決意とタイミングがめぐってこない。

人によってはスクリーンが大きくないと雰囲気がでない、映画館という劇場で観ないと気分が出ないという人がいるが、無精者の私は逆で、高々2本ばかりの映画を観に映画館まで出かけていくのが億劫である。

自分の部屋で、やや大型のテレビ画面を使って、一人で好きなだけ鑑賞するのが好きだ。

それにしても、最近、映画週間をつくっていない。映像と音楽とで、独特のメッセージをまとめあげ送り出してくる映画は大好きなのだが.....

橋本治もＤＶＤで映画を観ているらしく、用がはいって鑑賞がストップされるので「タイタニック号」が沈むまでにえらく時間がかかってしまったよ、などと書いていたので、笑ってしまった。