【独り言】英連邦王国(特に自治領)は、謂わばイギリス帝国の緩やかな延長線という感じで、英国王を元首と戴く英連邦王国からしたら、「自分たちは未だに統治される側」という意識が根強いのでしょう。女王崩御をきっかけに本当の意味でイギリス帝国の解体と繋がるかもしれない。日本に無縁なこと。
【独り言】欧州の各王室からは、それぞれ国王が英国女王国葬に御参列と聞いています。こう思うと、慣例通りの御名代という流れではなく、両陛下が直接の御参列で正解でしたね。国事のこととかで不安は残っていたけど、これで御名代を立てていたら、日本の見識が問われることになっていた。
世界中の人が2週間の間、他の人に移さなかったら、滅びてしまう感染症。それが抑えられないのは、なんともすごいことであるなあ、と感慨深い。
理不尽や不公正があれば、デモや集会で意志表示する。たとえ自分一人でも、おかしいことは「おかしい」と言う。西欧北欧の民主主義国では小学校から教えること。だが日本は逆。デモや集会で意志表示する者は「政治的」で就職などに響くと脅される。周囲の人間が理不尽や不公正に沈黙なら、自分も黙る。
理不尽や不公正に対する「正しい怒り方」を、日本では学校でも社会でも教えない。理不尽や不公正に正面から怒る人間は、学校でも社会でも、趣味のコミュニティでも浮いた存在になる。悪目立ちする。それが怖くて黙る。理不尽や不公正に怒らず、皮肉と冷笑と逆張りで揶揄する人間は、集団で容認される。
今の日本では、理不尽や不公正に怒らず、皮肉と冷笑と逆張りで揶揄することが「無難な態度」と見なされる。オタク的な趣味のコミュニティでも、こういう人をよく見る。理不尽や不公正に正面から怒る人間は、集団内で浮き、やがて異物として排除される。だから冷笑と揶揄でしか物事に対処できなくなる。