とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

続 マンガの輸出

2006年04月05日 07時24分34秒 | ことば・こころ・文学・演劇
 日本では、大学生のくせしてマンガばかり読んで、とか、電車のなかでサラリー
マンがマンガを読んでいる、おお嘆かわしいいう批判が長らく続いてきた。
 が、フランスにおいては、漫画は、とっくの昔に芸術の一部門として認知され、「ひとこま漫画」はデッサン・ユモリィスティック、「風刺画」はカリカチュア、「アニメ」はデッサン・アニメ、「漫画」は、バンド・デシネ〉(◆B.D. と略す)とよびわけられている。

 あまり多くのフランスの漫画は読んでいないので大きいことは言えないが、カリカチュアで、ショックをうけた。

「デモクラシー」と題する確か8こま漫画だったと思うが、デモクラシーの本質をついていた。

デモクラシーとは夢みる市民社会ではなく、ただ庶民が昔の特権階級がしていたことをまねしているだけで、それは哀れな貧相なまねだというもの。

たとえば、麻薬などは、昔は特権階級が悠然と堂々と楽しんでいた。ところが、庶民がまねをするとブタ箱いりになる、といった、昔(特権階級)今(庶民)の比較の羅列だった。

ところが、かく言う私も、日本のマンガは、「さざえさん」「アトム」とか、ごくかぎられたものしか読まず、はっきりいうと、多くのマンガ本を蔑視していた。アーメン。しかし、フランス文学愛好者が、ついに日本のマンガを読み始めた。

ちなみに、フランスでは、日本のマンガをそのままMANGAとして輸入しているらしい。

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