【内田樹&名越康文の 辺境ラジオ】2020年6月7日放送分
【追加】
2020-06-03 mercredi 内田樹の研究室
みなさん、こんにちは。内田樹です。
本書は僕と娘の内田るんとの往復書簡集です。
どうしてこんな本を出すことになったのかについては、本文の中に書いてありますので、経緯についてはそちらをご覧ください。
ここでは「まえがき」として、もう少し一般的なこと、親子であることのむずかしさについて思うところを書いてみたいと思います。
本書は僕と娘の内田るんとの往復書簡集です。
どうしてこんな本を出すことになったのかについては、本文の中に書いてありますので、経緯についてはそちらをご覧ください。
ここでは「まえがき」として、もう少し一般的なこと、親子であることのむずかしさについて思うところを書いてみたいと思います。
本書をご一読して頂いた方はたぶん「なんか、この親子、微妙に噛み合ってないなあ」という印象を受けたんじゃないかと思います。
ほんとうにその通りなんです。
でも、「微妙に噛み合ってない」というのは「ところどころでは噛み合っている」ということでもあります。話の3割くらいで噛み合っていれば、以て瞑すべしというのが僕の立場です。親子って、そんなにぴたぴたと話が合わなくてもいい。まだら模様で話が通じるくらいでちょうどいいんじゃないか。僕はそう思っています。(以下略)
ほんとうにその通りなんです。
でも、「微妙に噛み合ってない」というのは「ところどころでは噛み合っている」ということでもあります。話の3割くらいで噛み合っていれば、以て瞑すべしというのが僕の立場です。親子って、そんなにぴたぴたと話が合わなくてもいい。まだら模様で話が通じるくらいでちょうどいいんじゃないか。僕はそう思っています。(以下略)