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RCEP、15か国が署名 中国に大きな恩恵か
【11月15日 AFP】(更新、写真追加)東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10か国に中国、日本、韓国、ニュージーランド、オーストラリアを加えた15か国は15日、テレビ会議形式の会合を開き、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の協定に署名した。アジア周辺で影響力を拡大する中国にとっては、大きな成功であるとみられている。
専門家らによると、RCEPは国内総生産(GDP)の面で世界最大規模の貿易協定となる。関税引き下げや域内でのサービス貿易の拡大が盛り込まれたこの協定に米国は含まれておらず、米国が抜けた環太平洋連携協定(TPP)の代替となる中国主導の貿易協定ともみられている。
エチオピア州政府、隣国エリトリアを攻撃 紛争拡大の恐れ
【11月15日 AFP】エチオピア北部ティグレ(Tigray)州の州政府与党「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」は15日、隣国エリトリアの首都アスマラの空港をロケット弾で攻撃したと明らかにした。エチオピアの紛争が「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれる地域の周辺国にも拡大する恐れが高まっている。
外交筋は14日、複数のロケット弾がアスマラの空港近くに撃ち込まれたとAFPに語った。だが、ティグレ州やエリトリアでは通信が制限されており、こうした報告の検証が困難となっている。
昨年ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したエチオピアのアビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相は4日、ティグレ州での軍事作戦を命じ、TPLFとの長年の対立を一気にエスカレートさせた。
TPLFを率いるデブレチオン・ゲブレミカエル(Debretsion Gebremichael)州大統領はAFPに対し、「エチオピア軍はアスマラの空港も使用している」と指摘し、空港が今回の攻撃の「合理的な標的」となった理由だと語った。
集中治療室で火災、コロナ患者10人死亡 7人重体 ルーマニア
【11月15日 AFP】ルーマニア北東部にある病院の集中治療室(ICU)で14日、火災が発生し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者10人が死亡、医師1人を含む7人が重体となっている。病院関係者が明らかにした。
火災は夕方、ピアトラニャムツ(Piatra Neamt)にある病院のICUで発生。1時間後に消防隊が火の勢いを食い止めた。
救急隊によると、ICUにいる患者らを助けようとした当直の医師1人が、体の8割にII~III度のやけどを負ったという。
火災の原因は不明で、検察が捜査を開始した。保健省は短絡(ショート)が原因との見方を示している
100基超える古代のひつぎ発掘、エジプト・サッカラ遺跡
【11月15日 AFP】エジプトは14日、首都カイロ南方のサッカラ(Saqqara)遺跡で2500年以上前の古代のひつぎが100基超発掘され、今年最大の発見になったと発表した。
大量のひつぎは木製で、深さ12メートルの穴3か所から封印された状態で出土した。古代エジプトの末期王朝やプトレマイオス朝時代の高官のものとみられている。考古学者がひつぎの一つを開いたところ、色鮮やかな象形文字を施した埋葬布に包まれたミイラが姿を現した。
Egypt unveils scores of ancient coffins, statues found in Saqqara
2020/11/15