『雪国』の舞台となった湯沢。そのスキー場です。
雪の季節に、昨年暮れと1月中旬に、2回新潟へ行ってきました。遊びではなく、父の急死に伴う後始末のためです。
長いトンネルとは清水トンネルのことですが、高崎をすぎて清水トンネルをぬけると本当に景色が変わります。真っ白な銀世界に豹変します。何回経験しても「オオッ」と思いますよね。
心重く、『雪国』遊びを2度しましたが、今年は冷え込みが強いので、豪雪を避けるため2月は新潟へは近づかない予定です。2月が一番冷え込みが強いので、3月に入ったら動いてもいいでしょう。ただし天気予報には用心をします。
1月中に大事な要件が一段落したので、野暮用はまあまあの進展具合で、ホッとしています。
子供のころ、湯沢スキー場へは父母がよくスキーに連れてきてくれました。その父も死亡し、まるで夢か幻でも見るようにスキー場をぼんやりとながめながら通過します。
地元の子供たちは決してスキー学校なんて入りませでした。親も理屈は教えませんでした。とにかくどんどんすべらせます。子供の柔軟性はすばらしいのです。すべりながら身体で体重移動、パラレル、ジャンプの着地まですべてマスターしてしまうのです。
大人でも、理屈から入ったらおしまいだということと、理屈が伴わないと理解できないことと2種類あるような気がします。わたしが今でも理屈から入ることに用心するのは、案外地元の子供たちのスキーのマスター法をまのあたりにしたことが影響しているのかもしれません。