とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

コロラド先生(牧田寛氏)のtwitter:2021/5/21金曜日  本邦の死亡者数について  今後の感染予測

2021年05月21日 19時21分14秒 | 感染症
 
①本邦では、毎日100人前後が死んでいます。この状態は、向こう二週間ほど続くと考えられます。 今後更に感染者数が増加した場合は、日毎死亡数は、報告日で20〜30日遅行して更に増加します。 死亡の倍加時間は、二週間変化率からは17日となりますが、一週間変化率からは64日と大きく乖離しています。
 
 
②この乖離の理由は、死亡数の増加が峠に達し鈍り始めている事を意味しますが、未だ増加中です。
 
 
 
③なお、死亡統計は、先日の神戸市による150人規模の一括計上によってやや汚くなっています。これは1/1の一括計上(1/19一括計上を都合上1/1に移動)と同じ現象です。
 
ピークになりませんね。このまま、毎日5000人くらい感染して100人くらい亡くなる日が続くのでしょうか?泣き顔
①悲観的な見立てでは、これから来週にかけて新規感染者数が反転上昇し、日毎新規感染者数が1万人程度まで上昇するか、6000~7000人台をウロウロすることです。
楽観的な見立てでは、5000~6000人台をウロウロ三週間ほどして減衰することです。
極めて楽観的には、このまま2ヶ月漸減して行くことです。
 
②最近このように上中下の三通りの予測をすることが多いですが、現在のような変曲点において元々先の予測は難しく、加えて統計がくずいので本邦では現状ですら不確実性が極めて高いためです。 今回は、10日程度で収斂すると思われますのでその旨明記してきています。
 
③既に本邦のCFRは、反転上昇しています。 これは医療が限界に達していることを意味します。 この状況がすぐに改善する可能性はありません。最短でも1ヶ月は医療に高負荷が継続すると考えられます。 台湾のCFR急減は、分母の感染者が急増しているからです。今後10~14日程度を経て跳ね上がります。
④なお、台湾にはまだまだ対処する手が幾つかありますし、資源、時間共にまだあります。 能力も高いのでなんとかなるとは思いますが、かなりの痛手は被るでしょう。 正常化には3ヶ月から半年を要します。
 

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