「涙」について、まど みちおさんのいい解釈が見つかったので無断で引用させていただきますね。
http://blogs.yahoo.co.jp/fururina2000/archive/2010/01/04(ブログ:フロリーナの部屋)より
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病院に入院してるまどさんが、
今は離れて暮らしている奥さんが転んで歩けたくなったと聞いて心配します。
それからしばらくして100歳のお誕生日に、奥様も車椅子で駆けつけてくれました。
奥様と再会したまどさんは奥さんの手を握って、
「おまえは、ここにこれないだろうと思った」
と泣き出してしまいます。
まどさんと奥様、ふたりで紡いできた長い長い「時」という宝物を見たようでした。
奥様の無事な姿を見て涙を流したまどさんは家族が帰ったあとに、
たくさんの色を使って虹の絵を書きます。
「自分のまつげのところには、いつも、虹があるんですよ。
涙が出さえすれば、虹になってるんです。
ただ、私自身が、気付かないけど、しかしわたしは見えないけれど、
ああ、自分のここに涙・・虹が出てるな・・小さい虹が出てるな・・って、思うことはできますんで、
思うと、本当にできてるようで・・
涙っちゅうのは、どんな人でもそうでしょうけど、
とっても、涙を流した本人に身近なもので、本人が頼りにしているもので・・・
最期の一滴みたいなもんですからね・・...(注/下線はわたしが引きました)
涙が持ってる虹っていうのは素晴らしいですよ」
そういって、描いた幅の広い虹の絵にはは「その涙の二日分のような・・」と、書かれていました。
私の好きな言葉に「目に涙がなければ 魂に虹は見えない」(北米ミンカス族のことわざ)
という言葉がありますが、
まどさんの魂には、いつもその時々、いろんな色の虹が見えてるのでしょうね・・・。
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犬も猫も涙を流します。まどさんの解釈通りの頼りにしている人間に対してはね。うそ泣きがないところがいいです。
「虹」か.......[虹」ってなんだろう?よく考えてみよう。
そして、引用をしなかったけれど、まどさんは「幸福」とは現状を肯定するか否かだそうです。これも、よく考えてみたい。 現実生活が忙しく、計画した読書が進まないのが悩みの種だが、これはいたしかたないだろう。優先順位はやは り 現実生活だ。