大震災・福島原発事故から1年経ったいま、ことの重大性をあらためて感じている。
日本政府や東電・原子力安全委員会のだらしない姿をにがにがしく思い返している。小出裕章さんの『原発のウソ』を読んでいてこの言葉にはっとした。
「日本は自力で原発を開発してこなかった。すべて他国のコピーだ。だから事故がおきたときに対処できないのは当たり前。日本は原発後進国だ」
そうか。だから対処できないのか。もともと有事の際の解決能力がなかったのだ。
日本ではいろいろな情報が流れ、福島の人たちのことがいまひとつ分からなかったが、以下のドイツのテレビ放送はやけに福島の人の様子がよく分かる。天災・人災から間もないころの様子のようだ。
福島の人が考えていた以上にしっかりしているのには、ほっと安堵する思いがした。が、これからが長い闘いになる。しかしどんなに辛くとも生きていかねばならない。
【西ドイツ放送】 死の地域に生きる