ネルソン・マンデラの孫娘が、ヘンリー王子夫妻が祖父の言葉を利用したと非難している。歴史上最もインスピレーションに満ちたリーダーシップの人物について描くネットフリックスのドキュメンタリー番組『リブ・トゥ・リード』は、先月末に配信がスタート、その予告編で案内役を務める同夫妻は、マンデラからインスパイアされたことを明かしていた。
その言動に孫娘でゼムビキル・マンデラ基金のトップを務めるンディレカ・マンデラさんはオーストラリアン紙にこう話す。
「ヘンリーは真実でいなければいけません、自分のストーリーに忠実にです。祖父の人生と彼のそれに何の関係があるのでしょうか?」
ルース・ベイダー・ギンズバーグやグレタ・トゥーンベリらの活動も取り上げる同ドキュメンタリーの予告編でヘンリー王子は、「この番組はネルソン・マンデラにインスパイアされたものです。かつて彼はこう言いました。『人生で大切なのはただ生きたということではない』」と話し、メーガン妃が「『自分の人生を通じて、他の人々の人生をいかに変えることができたか、それが重要なのだ』」とマンデラの格言を続けていた。
ンディレカさんは同夫妻が、イギリス王室の主要メンバーから退位し、アメリカへ渡る決断をした自分たちを刑務所から釈放された祖父に重ね合わせていることを恐れたそうだ。
「彼らの結婚と祖父の釈放に関する祝福を比べることは不可能です。月とすっぽん。比べるものではありません」
そしてンディレカさんは同夫妻は祖父と顔を合わせたこともないと続けた。
「ヘンリーもメーガンもちゃんと面会をしたことはなかったと思います。多分ヘンリーが若い頃にバッキンガム宮殿で会ったかもしれませんが、2人はマンデラ家の了承も得ず祖父の格言をドキュメンタリーに使い人々を誘い、大金を稼いでいます」
「ネルソン・マンデラ基金がその取り組みを支援しているのは知っています。しかし、祖父の格言を人々は何年にも渡って盗用し、その偉業を利用しているのです。彼の名前で利益を得るという理由でです。ヘンリーとメーガンもそれと変わりません。祖父の名前を使う事に私は折り合いをつけていますが、それが起こるたびに未だに困惑しうんざりした気持ちになります」
(BANG Media International/よろず~ニュース)