2021年3月27日 15時01分 東京新聞
東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者が新たに430人報告されたと発表した。都内の累計の患者数は11万9661人で、このうち現在入院している重症患者は44人となった。新規感染者数(1週間平均)は、27日時点で対前週比114.8%となった。
年代別では、20代が107人、30代が74人、40代が56人、50代が54人などとなっている。65歳以上の高齢者は70人だった。
東京の新規感染者430人 先週土曜より90人近く増加(2021年3月27日)
新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るうブラジルで流行の第2波に歯止めがかからない。病院の集中治療室(ICU)の受け入れ態勢が限界を超えたことに起因した死者も相次ぎ、23日には1日の死者数が初めて3000人を超えた。世界保健機関(WHO)はこの日、ブラジルでの感染拡大が周辺国に波及していると警告も発した。
「(空きがあれば)ICUに行く」「でも、どこにも空きがないの」「愛しているよ」――。南部ポルトアレグレ郊外に住むジウリア・マリアナさん(23)が2月下旬に母(42)から受け取った「遺言」だった。地元メディアによると、2月中旬に新型コロナに感染した母親は肺の機能が低下して入院。病状は悪化し、医師から人工呼吸器などを備えたICUへの移転が必要と診断されたが、ICUの空きができずに3月2日に息を引き取った。
マリアナさんは、面会が禁止される中で母と交わしたスマートフォンでのやりとりをツイッターに投稿。「これは母からの最後の言葉。どうか、マスクを使い、必要な時以外は家にいてほしい」と書き添え、市民に注意を促した。自身の死を悟りつつ、娘への愛情に満ちた母親のメッセージは共感を呼び、投稿は1万回以上共有され、12万件以上の「いいね」がついた。
マリアナさんは…(以下有料)
「戦後一番の危機」各地でリバウンド “変異型”も(2021年3月27日)