イスラエルがレバノン南部の市庁舎空爆、市長など16人死亡
レバノン南部の都市ナバティエで16日、イスラエルが市庁舎を空爆し、市長を含む16人が殺された。 国連のレバノン特別調整官、ジャンニーヌ・ヘニス・プラシェール氏は、アフマド・カヒル市長の殺害を「憂慮すべき」と述べ、国際人道法のいかなる違反も「完全に容認できない」と語った。 ナバティエのハウアイダ・トゥルク知事はBBCに対し、16日の空爆の犠牲者のうち少なくとも5人が、この地域に残っている住民の支援に協力していた市職員だったと語った。
イスラエル軍、パレスチナの民間人を「人間の盾」として利用か
【10月17日 AFP】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での作戦でパレスチナの民間人を「人間の盾」として利用していると米紙ニューヨーク・タイムズに報じられたのを受け、米政府は16日、同盟国イスラエルに対し、事実であれば違反者に責任を負わせるよう求めた。
同紙によれば、イスラエルの軍少なくとも11部隊が兵員の損失を防ぐため、ガザの5都市でパレスチナ人に爆発物の捜索やトンネル内の偵察などを強要した。
米国務省のマシュー・ミラー(Matthew Miller)報道官は、「非常に憂慮すべき」報道で「事実ならば、到底容認できない」と述べた。
さらに「民間人を人間の盾として利用することは、決して正当化できない。国際人道法だけでなくイスラエル国防軍(IDF)の行動規範にも反するはず」とした。
また、IDFの調査に言及し、「調査だけでなく、違反が発覚した場合には、違反者に責任を負わせ、再発防止措置を講じる必要がある」との認識を示した。
ニューヨーク・タイムズ紙は、イスラエル軍の部隊に家族から引き離されて手錠を掛けられた当時17歳だった若者が、爆発物よけとして部隊の前を歩かされたと報じた。その後、若者は訴追されることはなく解放されたという。
米国とイスラエルは、イスラム組織ハマス(Hamas)がガザの民間人を「人間の盾」として利用し、危険にさらしていると繰り返し非難してきた。(c)AFP
[ライブ]レバノン:イスラエルが東部と南部で避難命令と攻撃を強化
イスラエル軍が住民に避難命令を出した直後の木曜日、レバノン南部と東部のいくつかの地域を標的にした攻撃があった。少なくとも1回の攻撃が沿岸都市ティルスの郊外に命中した。10月16-17日の夜、シリアの国営通信社SANAは、ラタキア沿岸都市に対するイスラエルの攻撃を報じた。
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イスラエル軍は、避難命令を出した後、南部の都市ティルスの郊外を攻撃した。東部では、イスラエル空軍がベッカー渓谷の3つの村を標的にしたと、ANI機関は報じている。1回目は「約10分」、2回目は「1時間半」、3回目は「約1時間後」、イスラエル軍がXで「ベッカー地域の住民に緊急警告」を発した後だった。
米国は、B-2ステルス戦略爆撃機を使用して、イエメンのフーシ派反乱軍の5つの地下弾薬庫を攻撃したと、米国防長官ロイド・オースティンが水曜日の夜に発表した。
シリア国営メディアによると、イスラエル軍は木曜日にシリアの都市ラタキアに空爆を行った。シリア人権監視団(SOHR)によれば、ラタキアに対する作戦は、ヒズボラの「武器倉庫」を標的にしていた。シリアの国営通信社サナによると、2人が負傷した。
ヨーロッパ諸国は、国連レバノン軍(UNIFIL)へのコミットメントと、「新たな事件」を避けるためにイスラエル政府に「圧力」をかけるという彼らの願望を再確認した。10月13日にベンヤミン・ネタニヤフがUNIFILの兵士を「かくまう」よう呼びかけたことによる抗議の後、イスラエルの外務大臣は、彼の国がUNIFILの活動を「非常に重要視」していることを保証した。国連軍は、イスラエル軍が南部の陣地の一つに発砲したと述べた。
ベンジャミン・ネタニヤフは、イスラエルはレバノン全土で「ヒズボラを容赦なく攻撃する」と述べた。イスラエル首相は、ワシントンに、イランの核施設を攻撃せず、軍事施設だけを攻撃すると約束したとも言われている。しかし、彼はまた、テヘランの政権に対する対応は、イスラエルの「国益」に従って行われることを保証した。(後略)