平野啓一郎氏、尾身氏「五輪開催、普通はない」発言に「分科会、全員辞職の覚悟で反対すべきじゃないか?」
芥川賞作家の平野啓一郎氏が3日、自身のツイッターを更新。東京五輪をめぐり、政府の分科会の尾身茂会長が衆議院厚生労働委員会で「今の感染状況での開催は普通はない」と指摘したことについて、私見を述べた。
この日、尾身会長の発言を報じた記事を貼り付けた平野氏。
「科学の敗北だろう。分科会、全員辞職の覚悟で反対すべきじゃないか?」とつづると、さらに自公両党のトップが、国会を延長せず16日に閉じる方針を確認。菅義偉首相は五輪対応に全力を注ぎ、秋の衆院解散・総選挙につなげる構えという記事を貼り付けると、「オレの政権維持が第一。何人死のうと、知ったことか、と」と厳しい筆致で続けていた。
日本選手95%がワクチン接種へ JOC会長「五輪は開催できる」
毎日新聞 2021/6/3 18:31(最終更新 6/4 06:29) 694文字
日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は3日、東京都内で記者会見し、東京オリンピックの日本代表選手や候補選手の約95%が新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける見通しを明らかにした。
JOCは1日に米製薬大手ファイザー社から日本選手団に無償で提供されたワクチンの接種を開始し、対象は選手約600人を含む計1600人。接種は個人の意思を尊重しており、山下氏は「さまざまな考えで辞退する人や(体質で)受けられない人もいる。国民の優先接種に迷惑をかけるものではなく、みんなに迷惑をかけないことを伝えて接種は思ったよりも増えてきている」と話した。山下氏も3日にワクチン接種を受けたという。
尾身氏は考え方について、分科会として公表するのか、専門家有志として出すかなどを検討している。田村氏の発言は、分科会やコロナ対策を厚労省に助言する専門家組織による公式な意見として受け入れない構えを示した形だ。田村氏は「参考になるものがあれば、政府の中で採り入れさせていただく」とも述べた。
(画像はネットから借用)