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「反岸田」を口にする菅前首相の意中の次期総理候補は河野太郎プラス1  2023/2/4

2023年02月04日 09時40分38秒 | 政治

「反岸田」を口にする菅前首相の意中の次期総理候補は河野太郎プラス1
国内 政治

2023年01月26日 デイリー新潮

岸田文雄、菅義偉
菅氏は岸田氏についてかつて「首相にしてはいけない人」と言っていた(他の写真を見る)


官房副長官が火消し
 2021年10月以降の沈黙を破って、岸田文雄首相(65)批判に舵を切った菅義偉前首相(74)。2023年秋の自民党総裁選までを見据えた権力闘争の火蓋が切って落とされたとの見方が強まっている。菅氏自身は再登板を否定しているようで、それならば誰を担ぐのかに注目が集まりつつある。

【写真を見る】岸田首相長男「フジテレビ既婚女性記者と密接交際」情報に激怒  内部調査に翔太郎氏は何と答えたのか?

 菅氏は年明け以降、各メディアを通じ、「派閥政治」「防衛力強化・異次元の少子化対策の財源を増税でまかなうこと」に反対を表明した。いずれも岸田首相の政権運営への批判と受け止められている。

 一方の官邸側も事態を重く見たのか、木原誠二官房副長官はテレビ番組で、「岸田首相は少子化対策の財源として消費増税を念頭に考えていない」と明言した。

「岸田首相が少子化対策の財源として消費増税に言及したわけではありませんが、首相に近い甘利明自民党前幹事長がアドバルーン的に触れたこともあり、今回、木原氏がひとまず否定したということになります」

 と、政治部デスク。

国民的人気はあるが永田町では全くダメ
 もっとも、消費増税の可能性は消えていないとの見方も。

「木原氏は“中身を固めたうえで財源論はその後”と言っているだけなので、今回の発言を鵜呑みにはできません」(同)

 岸田首相に異を唱えたものの、菅氏自身は首相への再登板を全否定しているとされる。

「実際にもう一度首相をとは全く思っていないようです。ただ、組織は常に新陳代謝すべきだという考えを持っている。加えて自分自身の目や判断は狂っていないと感じているようで、思うように自由に振る舞っている感じですね」(同)

 要するに次の首相を生み出すキングメーカーとして君臨する構えのようだ。とはいえ、現時点で菅氏は反主流派。この先の道のりは前途多難だ。

「岸田派は党内第4派閥と弱小ですが、その他の派閥が政権を支えており、主流派を形成しています。ただ最大派閥の安倍派は主が不在であるがゆえに揺さぶりに弱く、白黒はっきりつけなければならないタイミングで割れることもある。それに乗じて多数派を形成することは十分可能だと思われます」(同)

国民的人気はあるが

 菅氏が念頭に置くのは、かねて目をかけてきた河野太郎デジタル担当相だ。

「国民的人気はありますが永田町では全くダメ。所属する麻生派すらまとめられていません。そのため前回の総裁選でも敗北しました。この流れで見れば、自民党が下野するか否かというところでないと存在感を発揮できないのかもしれませんね」(同)

 菅氏ももちろん、こうした事情は理解している。だから、もう1人の候補も想定しており、それが萩生田光一政調会長だという。

「安倍政権で官房長官・副長官を務めた間柄で、安倍氏の国葬後には共に食事を一緒にしています。八王子市議、都議を歴任して中央政界に打って出た萩生田氏には、菅氏も自身の経歴と重ね合わせる部分があるようです」(同)

 とはいえ、萩生田氏は安倍派の所属。

「安倍派には首相・総裁になりたい人が結構いて、それゆえに誰か1人を推薦候補としてまとまることは難しそうです。先ほどの話と重なりますが、その時の政局次第で勝ち馬に乗る、言い方を変えれば草刈り場にされる可能性を秘めています」(同)

旧統一教会との関係が

 萩生田氏はそれなりに有力候補となりうるようだが、派内の事情以外の問題もある。昨年後半の世間の話題を席巻した旧統一教会問題に関しては、関係の深い議員として相当に取り沙汰された。

「目立てばそれだけ、直近のそういった“キズ”が癒える前にかさぶたがはがされ、改めて批判を受けることも少なくないでしょう」(同)

 菅氏がいくら意気軒高でも、推薦候補はそれなりに足を引っ張られそうな要素を持っているようだ。それなら菅氏本人が再登板をという声も盛り上がってくるかもしれない。

「まぁそれは現実的ではなさそうですが。去年、岸田首相は菅氏を閣内に取り込もうとし、菅氏自身も前向きだったのですが、自民党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長の反対で実現しなかった経緯があります。そういったことを踏まえると今回の動きは必然で、今後は菅氏を中心とする勉強会が立ち上げられる可能性が指摘されています。堂々と増税を訴える岸田首相への対抗軸を作り出したりするなら国民受けもよいでしょうから、首相にとって脅威となり得ますね」(同)

 いずれにせよ、公然と「反岸田」を口にし始めた菅氏。今年の政局の主役となりそうだ。

デイリー新潮編集部

 支持率が低迷する岸田文雄内閣は、4月に統一地方選と衆院補選を迎える。今後の政局はどうなるのか。ジャーナリストの田原総一朗さんに聞いた。AERA 2023年2月6日号の記事を紹介する。
自民党の非主流派の筆頭格である菅義偉前首相。1月発売の月刊誌「文藝春秋」やBS番組などで岸田首相に苦言を呈している
自民党の非主流派の筆頭格である菅義偉前首相。1月発売の月刊誌「文藝春秋」やBS番組などで岸田首相に苦言を呈している© AERA dot. 提供

*  *  *

──通常国会を乗り切ったとしても、4月には統一地方選と衆院補選があります。ここで自民が数を減らし、政局に影響してくる可能性はありますか。

「いま、岸田政権の支持率が20~30%台で低迷しています。他国なら政権交代ですよ。日本の大問題は交代する党がないということ。野党第1党の立憲民主党の支持率は10%程度。政権交代を言うには低すぎます」

「ただ、野党が弱いのは昔から。もう一つの問題は自民党内の派閥の弱体化です。以前なら派閥の力で総理大臣を代えていました。それが小選挙区になって自民党議員の多くが執行部のイエスマンになりました。安倍政権末期には『モリカケ桜』の問題があり、国民の多数が『問題だ』と捉えていました。自民党の議員もバカではないので問題があるとは思っていたはずです。私は安倍さんに直接聞いたことがあります。『あなたに問題があると思ったら、議員たちはちゃんと指摘するか』と。そしたら『(そんな議員は)いない』って言うんです。ということは議員たちはごますりばかり考えて、国のために何をしたらいいか考えていないということ。そんな無責任な人ばかりで心配にならないのかと聞くと、安倍さんは『そう言われれば、確かに心配だ』と(笑)」

■明らかに痛烈な批判

──指摘と言えば菅前首相がこのところ、岸田首相が防衛費増額のための増税方針を表明したことは「突然だったんじゃないか」などと苦言を呈しています。

「菅さんの一番大きな指摘は、歴代総理大臣は総理になれば派閥を離脱してきたのに、岸田さんは抜けていない、なぜなんだ?ということです。その指摘に一理あるかどうかよりも大事なのは、これは明らかに痛烈な岸田批判だということです。私は菅さんが『岸田降ろし』にもう踏み切ったと見ています」

──党内で岸田降ろしが起きるとすれば、カギは菅さんだと。

「ただ、菅さんが総理の座を狙っているわけではありません。自民党の歴代総裁に共通するのは『自民党体制を続けたい』という思い。私利私欲はないんです。確かに菅さんはアンチ岸田ではある。でも、自分が総理になる気はない。では、誰を担ぎたいのか。党幹部たちの間でささやかれているのは(デジタル相の)河野太郎さんです。そのときに、やはり非主流派の代表格である二階さんがどう動くか。実は中国の習近平(シーチンピン)国家主席が最も信頼している日本の政治家は二階さん。米中対立の難しい状況の中、二階さんの影響力はいまだに大きいと思います」

■萩生田氏は動きにくい

──会長不在が続く最大派閥の安倍派はどう動きますか。分裂するのか。萩生田光一政調会長を推して「次期総理候補」にする流れもありうるでしょうか。

「安倍さんがいなくなり、安倍派は分裂するだろうと言われていました。でも、分裂したら、自民党はばらばらになります。いまのところまとまっている。あまり言及されないことですが、(元首相の)森喜朗さんの存在が大きいと思います。非常に面倒見のいい人。彼が安倍派を支え、まとめているんです」

「萩生田さんは菅さんや二階さんと同様、『泥をかぶれる人』。安倍さんも、また岸田さんも萩生田さんを非常に信頼しています。ただ、萩生田さんは旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係で批判されたので、いまは動きにくいでしょう」

──岸田さんが「来年の党総裁選前に衆院を解散すると示唆した」という報道もあります。

「私は、解散の前に内閣改造をやると思います。昨年8月の内閣改造は失敗でした。岸田さんは宏池会です。宏池会と言えばまずリベラルであり、清潔が売り物。私は岸田さんが旧統一教会に関係した連中を思い切って外すと見ていた。でも、第4派閥ゆえ、安倍派や麻生派の思惑を重視せざるを得ず、ほとんど外せなかった。これが支持率が落ちた最大の理由です。でも、今度は思い切った改造をやるでしょう。やらなきゃもっと支持率が落ちますから。統一地方選の前か後か。目が離せません」

(構成/編集部・小長光哲郎)

>>【前編はこちら】田原総一朗、岸田首相は「サラリーマン型リーダー」と指摘 問題点は「何をやりたいのかがわからない」

※AERA 2023年2月6日号より抜粋

【菅義偉 前総理 ふたたび】『日本経済の今』

2023/2/1(水)長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル 268

長谷川 幸洋(はせがわ ゆきひろ、1953年 1月18日- )は、日本のジャーナリスト、元新聞記者。元東京・中日新聞 論説 副主幹。 来歴 千葉県生まれ。千葉県立千葉高等学校 出身。1976年、慶應義塾大学経済学部卒業

 

高橋 洋一(たかはし よういち、1955年昭和30年〉9月12日 - )は、日本経済学者数量政策学者、元大蔵財務官僚学位博士(政策研究)千葉商科大学2007年)。嘉悦大学ビジネス創造学部教授[2]官僚国家日本を変える元官僚の会幹事長[3]、株式会社政策工房代表取締役会長[1]NPO法人万年野党アドバイザリーボード。研究分野はマクロ経済学財政政策金融政策[2]

大蔵省理財局資金第一課資金企画室長[1]プリンストン大学客員研究員[1]内閣府参事官経済財政諮問会議特命)[1][4]総務大臣補佐官[4]内閣参事官内閣総理大臣補佐官付参事官)[1][4]金融庁顧問[1]橋下徹市政における大阪市特別顧問菅義偉内閣における内閣官房参与経済・財政政策担当)などを歴任した。

経済学者、数量政策学者としての専門はマクロ経済学財政政策金融政策であり[2]、その他、年金数理、金融工学統計学会計経済法行政学国際関係論も研究している[4]第1次安倍晋三内閣においては経済政策のブレーンを務めた[5]。自由民主党所属の衆議院議員・中川秀直ブレーンであったともされる[6]大阪維新の会のブレーンであり、かつては大阪市特別顧問も務めていた。

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