川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

中田厚仁さんの父、中田武仁さん

2024年12月29日 | 人物
中田厚仁さんが1993年(もう31年も前ですか)にカンボジアで亡くなったあの事件当時から、「すっごい父親だな」って尊敬していた。

この父親の武仁さんは、息子厚仁さんが中学生に入りまではお茶を飲ませなかった。

その理由が振るっている。「世の中には子どもには意味もわからずに従わねばならぬルールがある。そういうものがあるということを教えるため」。

そういう「厳」とした教育方針をなにかの雑誌で読んで、感動した。

蔵書を整理したら出てきたこの、中田武仁さんの、亡くなった厚仁さんに捧げる本。


 
私が付箋を貼って感動した箇所を抜粋:

 「厚仁は肉体こそ失いましたが、最も崇高なものを得たと確信しています」

 「人を愛せないほど不幸なことはない。愛されなくとも愛すことができる人は幸せだ」
(武仁さんが厚仁さんに教えていた考え)

この辺、特に「崇高」の二文字からすると、武仁さんは敬虔なクリスチャンだったんでしょうか。

キリスト教とまったく縁がない人から、「崇高」という言葉は出てこないだろう。

____________

愛されなくても、愛し続ける。

そういう人間になりましょう。

この本は、来年に中3になる長男に授けることにする。
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