東京の朝、台風の影響か、風が強い。西日本ではかなり被害が出てるようだ。自然災害は日本にとっては、いつもの事なのだ。日本に必要なのは、政界に吹き荒れる嵐だ。日本の政界は、水も空気も流れず腐り、悪臭を放ってる。政治家も国民も腐敗の自覚がない。腐敗と言っても、かつてのロッキード事件や、リクルート事件のような政治家の疑惑を言ってるのではない。政界の空気感だ。日本では、安部一強の元、政治が停滞し激しい権力闘争が起きない。嵐が起きて、腐った水、空気を一掃しなければならない。自民党総裁選がもうすぐ行われるが、全然盛り上がらない。最初から安部が勝つのがわかってるのだから。支持率0、8%の国民民主党の代表選なんて、国民の誰も関心を示してない。玉木代表って、誰?こんな程度なのだ。国民の政治に対しての関心が低い。国民の関心は、グルメ、芸能人、おしゃれ、美容などの女性的な世界に関心が高い。日本の男は草食化を超えて、牙も、角も、玉も抜かれ去勢化されてる。世界は政治が活発だ。日本みたいに停滞してない。アメリカ、韓国、中国、中東、EU,アシアン、南米、アフリカどこの国も政治の活性は高い。日本はなぜ活性が低いのだ。平和が長く続いてるからか。戦争は、政治の活性度の極致なのだ。国家間の戦争、内戦は政治的力学が強く働く時なのだ。日本もかつては多くの外国との戦争もやり、内戦も激しかった。1945年以降、平和が定着し、しだいに政治的力学のボルテージは低くなってきた。今のボルテージは最低レベルだ。私は、戦争を望んでるのではない。平和のほうが圧倒的にいいのだ。しかし、日本の政界、世論の政治的よどんだ空気をなんとかしなければならない。内戦でなくても、政治暴動が起きるぐらいの政治的活性の高さがあってもいい。政治暴動は健全な免疫反応なのだ。免疫反応の起きない日本は病気なのだ。病気も病気、ガンだ。免疫が効いてガン細胞は増殖しないのだ。ガンは正常な細胞を侵食し、死に至らしめる。このまま行けば、日本は死ぬだろう。精神的な死だ。今の日本では、政治暴動なんて全然起きない。これを見て、日本人は行儀が良く礼儀正しいなんていう自画自賛ナショナリズムは、うさん臭い。日本の現状は、お嬢様、お坊ちゃまの政治ごっごだ。虚構の政治芝居だ。現実的にも、日本の政界では政治家系生まれの二世、三世議員ばかりだ。お坊ちゃま、お嬢様が親の利権をそのまま受け継いで政治活動をしてるのだ。小泉進次郎は四世議員だ。小泉家で明治以来、政治家を輩出してきてる。政治家が歌舞伎俳優みたいに世襲制になってしまってる。世襲議員の多さが日本の政治閉塞の原因にもなってるのだ。親が引退したら、5年ぐらいは立候補できない制度を導入したらいいのではないか。今の日本、政治が解決しなければならない問題は山ほどあるのだ。子供の7人が貧困で日本中に子供食堂が作られてるとは、異常な事だ。貧困格差は解決しなければならない最重要問題だ。日本人は幸福感が薄い。ストレスと不安の中で方向性もなくさまよってる。安部が政権についてから、社会保障は削られ、改悪されてる。国民の不安は高まるばかりだ。しかし、政治暴動は起きず、不満をうまく権力側にコントロールされてる。羊のような日本人が狼、ライオンに変身して、安部にかみつく日は当分なさそうだ。日本は閉塞と虚構のくそ溜りで、静かに腐ってゆだけだ。お上が、権力側がいい生活を保障してくれない。声をあげないと、戦わないと生活の向上は得られない。天から自然に恵は降ってこないのだ。戦って、血が流れて多くの国で民主主義が確立され、いい暮らしが出来るようになってきたのだ。日本の今の閉塞と虚構のくそ溜りを一掃できるのは、日本人ではなく、自然災害や戦争による大破壊であろう。がれきと死体と餓えの中で、日本人は目覚めるであろう。平和はいいが、長く続く平和が日本人の精神を侵食してるのだ。虚構の生ぬるさにどっぷり浸かってると、精神は錆つくだけだ。