選挙の効果

総選挙の意味

乾いた風  バリケイト伊東

2018-08-18 08:36:25 | 政治
  東京、今日はいい天気だ。湿度低く乾いた風が吹く。しかし、日本の閉塞と虚構のくそ溜りはどうしようもなく重くて、動かない。毎日気持ちの悪い事件が続出している。日本、どこに向かってるのだ。日本丸は漂流している。甲板で乗客は飲んで、食って、踊ってのバカ騒ぎをしている。安部船長も、航海は順調に進んでいます、安心してくださいと述べてる。しかし、船のエンジンは故障だらけ、あちこちから浸水している。客は船倉で起きてる事を知らない。巨大な船体はペンキできれいに塗装して、見かけは立派だ。客室の家具も立派だ。食べ物も毎日おいしい物が出る。しかし、客は上辺の演出にだまされてるのを知らない。民主主義国家になって以来、73年の歳月は日本丸をボロボロにしてしまった。日本すごい国のナショナリズムの高揚感や優越感は、日本のボロを隠している。言い方を変えれば、活力を失い、沈みゆく日本に一部の人があせりを感じてるようだ。多くの国民は漠然とした不安を感じてるが、今のままでいいと思ってるようだ。日本の悪口を言う人を許さない。自虐的なコメントを言うな、日本はいい国なのだ。安部総理の悪口を言うな等、日本人としての誇りと自信を持つように強調する。しかし、多くの国民は、ストレスと不安だらけなのだ。もうすぐ平成が終わり、新しい元号に変わるのに国民の気持ちは昭和に向かってる。活力があり、未来に希望を持てた時代に回帰しようとしている。未来に展望を持てず、過去に回帰するのは不健全だ。日本丸も日本人も方向性を失い、漂流している。日本人の多くは漂流している自覚がない。このまま行けば、嵐に遭遇して沈没してしまうだろう。永遠に栄える国も民族もないのだ。軍事力を強化したところで、民族の衰退を防ぐ事はできない。自覚がないのが問題だ。自覚してからでは遅いのだ。ガンは初期なら治るが、末期では手遅れなのだ。今の日本は3期ぐらいだ。早く治療をしなければいけないのだが、治療法がわからないようだ。今のままなら本当に日本は死ぬであろう。100年後に日本が存在してるかは、わからない。世界は、日々急速に変わろうとしている。日本は、世界の流れかれから取り残されてゆくようだ。特に中国は急速に膨張化して、日本を飲み込もうとしている。多くの日本人の意識は、中国なんて三流だと見下したような感じだが、すでに経済力も軍事力も日本を超えてる。国家。民族としての進む方向性がはっきりしている。日本みたいに方向性もなく漂流していない。日本は地理的にも閉塞、国境は海なのだ。日本は、ガラガパス化して独特な進化をしてゆくようだ。日本に明るい未来が開けるかは、微妙だ。漂流の末に沈没して、海の藻屑になるかもしれない。今日の乾いたさわやかな風が、嵐にならないように祈るだけだ。