選挙の効果

総選挙の意味

政治的価値観  バリケイト伊東

2018-08-25 08:15:34 | 政治
   政治とは、考え方、価値観のぶつかり合いなのだ。政治家の価値観、時代を支配する価値観がぶつかり合い火花を散らすのだ。時には、火花は激しい戦火になってゆく。特に権力者の価値観は政治を良くもするし、悪くもする。ヒットラーのユダヤ人嫌いの価値観は、ユダヤ人の弾圧、虐殺を引き起こした。トランプは自国ファーストの価値観を強く進めてる。不法滞在のヒスパニックを強制送還し、家族を離散させたりして、ひんしゅくを買ってる。ハイチを便所のような国だと、人種差別丸出しの発言もした。中東7か国からのに入国も認めてない。トランプの人種的、民族的、宗教的差別、偏見はアメリカ的ではない。他民族、多人種、多様な宗教の国で、多様性を認めないトランプの価値観は問題ばかり起こしている。毎日、トランプは問題発言をしている。そして、マスコミに叩かれ刺激的ニュースを世界に提供している。問題ばかり起こしてる大統領だが、武力で権力を手に入れたのではない。選挙で選ばれたのだ。めちゃくちゃな大統領でも、支持する人がいるのだ。多人種の国で支持者の多くは白人だ。アメリカの永久的に変わらぬ普遍的価値観とは、アメリカは開かれた国で、自由で、人権を大切にし、人間は誰でも平等で、誰でもチャンスを得られる国なのだ。しかし、看板にはかなり偽りがあるのだ。多様性の国であるからこそ、多様性の価値観を認めない人々が、気にいらない人々を攻撃するのだ。トランプが多様性を認めないから、偏見に満ちた人々を勢いづけるのだ。トランプの価値観とは、アメリカを分断させ、アメリカから自由を奪い、人権軽視の価値観を蔓延させてしまう価値観なのだ。日本の安部の政治的価値観は、国家主義的だ。ファシズムの色彩が強い政治家だ。戦前に日本を戻したいようだ。憲法改正が安部の究極の目標なのだ。戦前の大日本国憲法を復活させたいのだ。天皇を政治の中心に置くとは時代錯誤もいいところだ。自由もない、豊かさもない、人権もない、平和もない国にしたいようだ。アメリカに押し付けられた憲法だから、自主憲法を作るのだという論理は、民主主義を否定している。民主主義のなんたるかもわからない国に、今の日本国憲法は多くの恵みをもたらしてくれた。平和、自由、人権、平等思想、経済的豊かさ、感謝しきれないぐらいの恵みをもたらしてくれた。こんなに立派な憲法を否定して、戦前の憲法に近い憲法を作りたいとは、あほだ。今ではほとんどの日本人は、戦前の暗黒時代を知らない。知らないから戦前を賛美し、戦前回帰したがるのだ。憲法改正したら、いい事がたくさんもたらせるなんていう事はない。不幸な事ばかりが多くなる。地獄のような社会になる。権力者にとって都合のいい社会になる。独裁国家だ。安部の支持者も安部の真の狙いを理解していない。権力者はより強い権力を求めるのだ。国家を私物化したがるのだ。森友問題、加計問題を見ればわかるだろう。国家の独立や日本固有の文化は大切にしなければならない。当然の事だ。しかし、安部は日本を守る、日本文化を大切にするといいながら、自分の権力を守りたいのだ。だまされるな!ヒットラーと変わらない。天皇も、神社も古事記も日本書記も演出の材料にすぎない。安部はその権威を利用したいだけなのだ。