登戸での引きこもり男による殺傷事件、練馬での父親のひきこもり息子への殺人事件で、ひきこもり問題が大きく社会問題になってる。ひきこもり者が犯罪予備軍のような印象を与えてるが、凶悪犯罪を犯す引きこもり者は、ほんの一部だ。社会、政治が悪いというより、個人の資質が問題なのだ。社会につながりを持ってる人間のほうが、はるかに犯罪を犯してる。日本には現在、100万人を超えるひきこもり人間がいるそうだ。そもそも、どうやってひきこもり人間の数を調べたのだ。厚生労働省が日本の全家庭に電話を入れて調べたのか。多くの家庭で、ひきこもり子供を世間に公表したくないのだ。隠すのが普通なのだ。実際は、もっとひきこもり人間がいるかもしれない。今回の事件でも、加害者、被害者は男だが、女のひきこもりはいないのか。なぜ、ひきこもりになるのか。外国にもひきこもり人間はいるのか。多くの疑問がわいてくる。私は、絶対的にひきこもりを悪いとは思ってない。心の病だと思ってる。現代の日本社会は、ひきこもり人間を生みやすい土壌なのではないか。学校、職場でいじめられたから行きたくなり、そのままひきこもるようになった。そういう事なのか。そういう原因なら、誰でも起こりうる事なのだ。自分を守ためにひきこもるのかもしれない。彼らは非常にナイーブで傷つきやすい人間なのかもしれない。今の日本、がさつで、無神経で、狂気がまん延している。こんな異常な社会に順応できない人間のほうが、人間としてはましなのかもしれない。狂気に順応しているほうが異常なのだ。ひきこもり人間を一方的に非難するのは良くないのではないか。本人達もかなり葛藤しているのではないか。社会とつながり、職を得て自立した生活をしたいと、思ってるのだろう。しかし、なかなか一歩が踏み出せないのだ。ずるずると10年、20年、30年とひきこもってしまうのだ。あたたかく見守るしかない。明日は我が身なのだ。あなたがひきこもり人間になるかもしれない。あなたの子供がひきこもりになるかもしれない。今のがさつで、無神経で、狂気の日本社会が矯正されない限り、ひきこもり人間は、たくさん生まれてくるだろう。日本は、今、多くの社会問題を抱えてる、ひきこもり問題だけでなく、深刻な問題に直面している。日本、すごい国の真実は崩壊寸前、沈没寸前の巨艦なのだ。ひきこもり男に子供や夫を殺された家族からすると、許せない気持ちだろうが、ひきこもり人間を一方的に責めるのはやめよう。