選挙の効果

総選挙の意味

戦う人々 バリケイト伊東

2019-06-10 08:08:28 | 政治
  香港が燃えてる。ジャキーチッエンが新作を発表したわけではない。中国側からの理不尽な法律を求められた香港市民が怒って、100万人が参加する大規模デモになった。その法律とは、逃亡犯条例だ。香港で犯罪を犯した犯罪者を中国に移送し、裁判にかける法律だ。この法律の危険性は、民主化を求めてる人々を拘束して、中国の刑事拘禁施設に収容できるようにできる事だ。政治活動家ばかりでなく、権力側にとって気にいらない人間を逮捕し刑務所に収監できる事だ。香港市民が怒るのは、当然だ。100万人もの人間が参加とは、少しは盛ってるだろが、半分にしたって50万人だ。すごい数だ。日本では考えられない大規模政治デモだ。日本人の政治に対しての無関心さは、ひどすぎる。日本にだって政治的課題、社会的課題が山積しているのだ。それなのに多くの日本人は政治に対して情けないほど無関心だ。香港人の自由を守りたい、民主主義を守りたい、人権を守りたいという熱い思いが結集したのだ。近年、独裁化した習近平は市民生活を圧迫してる。自分の権力に逆らう人間は容赦なく、弾圧する。投獄し、拷問を加える。権力とは、そういう物だ。香港市民は権力の脅しに屈しない強さを持ってる。政治とは、市民が政治を行うのだ。政治家は代理人にすぎない。市民の政治意識の高さがないと、民主主義は壊れてしまう。日本人も香港市民の権力と戦う姿勢を学ばなければならない。もうすぐ参議院選挙が始まる。もしかしたら衆議院選挙も同時にやるかもしれないのだ。それなのに日本では全然盛り上がらない。国政選挙1か月前の外国なら、権力闘争が激しくなって、暴動だ、テロだと荒れる。日本では静かすぎる。日本は閉塞と虚構の中でひたすら腐ってゆくだけだ。