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総選挙の意味

宣言解除 バリケイト伊東

2020-05-15 08:16:59 | 政治

 昨夜、日本政府は39県の緊急事態宣言を解除した。北海道、東京、埼玉、神奈川、千葉、大阪、兵庫、京都は解除されなかった。政府発表を聞いて、多くの人が外に出てきて、花火を打ち上げて祝うという事は、起きなかった。暗く落ち込んだ雰囲気が日本を包んでる。全体的に感染者は少なくなってるし、長く続く自粛要請は、経済を悪くしてしまう。政府はこれ以上経済を悪化させたくなかったのだろう。しかし、人が自由に動き回れるようになれば、コロナ感染者が増えるかもしれない。コロナの感染力の強さを考えると、少なくなった感染者が増える可能性が高い。増えれば、また自粛要請なのか。1年中、自粛と解除の繰り返しなのか。日本国内の日本人の行動をコントロール出来ても、大量の外国人が入国するようになれば、大感染を引き起こすかもしれない。日本は観光立国を目指してる。外国人の入国を制限するなら、外国人目当ての商売には、痛手だ。日本人の国内移動さえ規制がかけられてるのだ。観光業には痛手だ。自由や欲望が資本主義のエネルギー源なのだ。コロナウィルスは、人間の自由や欲望が好きなのだ。人間が欲望のまま、自由に動きまわってくれれば、ウィルスを増殖できるのだ。経済を優先させれば、コロナにとっては、活性化しやすいのだ。人間とコロナの戦い、ワクチンの開発が成功すれば、人類の抗体が8割ぐらいになればコロナは怖い病気でなくなる。それまで人類はコロナとの戦いを試行錯誤しながらやり続けるだろう。人間が描く経済的成功とウィルスの増殖は両輪の輪なのだ。経済を活性化させればウィルスも活性化する。経済を非活性化させれば、ウィルスも非活性化するのだ。感染者が0、入院者が0、死者0の日はかなり先の話だ。人類は感染不安を抱えて、生活していかなければならない。人間がコロナに勝利する日は先の先の話だ。その間に新しいウィルスが登場して、人間を苦しめるだろう。自然とは、人間の思い通りにならないのだ。コロナウィルスも、人間も自然の一部という事を自覚すべきだ。自然界からすべての疫病を駆除する事など不可能なのだ。それでも、生存のため、人間は戦い続ける。完璧な勝利などありえないが。