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総選挙の意味

慟哭の海 バリケイト伊東

2022-03-11 12:24:16 | 政治

 日本人にとって今日は絶対忘れてはいけない日であろう。記念日として休みにしてもいいのではないか。2011年3月11日に東日本大震災は起きた。津波が発生して多くの命が失われた。福島では原子力発電所が爆発事故を起こした。その時間帯に私は東京にいた。家が激しく揺れた。東京でも震度は5強だ。テレビからは東北沿岸に大津波が押し寄せる映像が放映された。この大津波が多くの建物を壊し、多くの命を奪ったのだ。東日本は大混乱に陥った。スーパーからは棚に何もなくなった。私は、必死になって自転車で食べ物を探し回った。金はあっても、物がない。トイレットペーパーも洗剤もすべてが消えた。幸い、東京では建物に大きな被害はなかった。それでも、九段会館で天井が崩落してひとりが亡くなった。原発事故は、日本の危機管理の脆弱さをあらわにした。日本では、絶対爆発事故など起こらないと、日本政府も専門家も大見えを切っていた。しかし、事故は起きた。テレビ映像に爆発の様子が映し出された。日本中に衝撃が走った。時の民主党政権は、経験した事のない大災害にうろたえた。私にはそう見えた。自民党政権であっても、うろたえたであろう。11年経っても、あの頃の記憶が消えない。二度とあんな経験はしたくない。しかし、日本から自然災害はなくならい。大きな自然災害が予想されてる。南海トラフ地震や東京直下型地震、北海道根室沖地震、台風、火山噴火など自然災害のオンパレードだ。災害というより自然の生理なのだ。自然は人間の思い、願いなど無視して自然であり続ける。自然の本質は、破壊と死だ。人間には全然やさしくない。慟哭の海で、人は泣き枯れた。今、東北の海は沈黙を貫いてる。しかし、また荒れる時が来るだろう。人間は、自然をコントロールできない。出来ると考えるのは、思いあがりだ。日本列島に生まれたのは、運命だ。自然災害とうまく付き合っていかなければいけない。震災で亡くなられた方のご冥福を祈ります。