東京は暑い、熱い。燃えている。台風の後の青空は、気持ち良さと同時に人を死に至らせるほどの熱量を持っている。年々、夏が暑くなる。地球温暖化が進んでいるようだ。異常気象が頻繁に起きるようになっている。今回の台風7号は中国地方に豪雨をもたらした。24時間雨量が500mmを超える雨だ。滝のような雨が降り続いた。線状降水帯が発生したからだ。線状降水帯という言葉もなじみになった。線状降水帯が年中発生するのは異常でなく、通常の気象条件になってきている。なぜ、異常気象が頻発するようになったのか。人間が原因だ。人間の生産活動が異常気象をもたらしている。人間による二酸化炭素の排出が地球の生理を狂わしてしまう。人間も二酸化炭素の排出を黙って見ているわけではない。排出を抑制しようともがいている。しかし、二酸化炭素の排出は減らない。このまま進めば2100年に今より地球の平均気温が4度も上がると予想されている。1度上がったって大問題なのだ。4度もあがるとどんな事が起きるのか、想像した事あるか。台風は今より巨大化する。海水温が高くなれば水蒸気量が多くなる。線状降水帯の大雨は頻繁に起きる。洪水は日常になるだろう。食料生産があぶなくなる。世界中で飢えの時代が到来する。海の数位は上昇する。日本の海岸線は後退する。多くの浜がなくなる。堤防をかさ上げしないと、水が堤防を超えてゆく。東京の下町、江東区は多くのところで水没する。地下鉄の防水対策をしっかりしないと地下鉄は使えなくなる。未来は明るくならない。人間が欲望のまま行動し続ければ、その大きなつけを払わさなければいけなくなる。今は過去からのつながりであり、今は未来につながっている。時間は止まる事はない。今を変えないと、未来はおかしくなる。今、地球に生きているすべての人間が己の過ちを自覚し、生き方を変えないと人類は絶滅するだろう。大げさな事を言ってるのではない。滝のような大雨は神からの警告なのだ。真摯に自然の叫びに耳を傾けなければいけない。そうしないと、本当に人間は絶滅するだろう。