昨日のジャニーズ性虐待事件の調査記者会見は、久しぶりのスカッとした会見であった。虚構と閉塞の糞だまり日本で、糞だまりを一気にきれいにしてくれた感じだ。調査チームの座長、林さんは元検事総長だ。林さんだから徹底的にうみを出せたのだ。この会見を一番喜んで見たのは、被害者のジャニーズの元タレント達であろう。彼等の主張を100%認めた事だ。誰が加害者であるのかはっきりさせた。ジャニーズ事務所の権力者、ジャニー喜多川は1970年頃から2010年頃まで、少年達に性虐待を繰り返した。被害者も100人を超える。未だ、名乗り出れない人も多いのではないか。調査は、ジャニー喜多川の異常な性嗜好を認めた。少年愛という変わった性癖を謳歌できたのは、喜多川がジャニーズ事務所の経営者であり、最高権力者であったからだ。少年達は芸能商品なのだ。喜多川に気に入れられなければ、仕事を得られない。少年達もいやいや応じてしまったのだろう。加えて、調査で明らかにされたがマスコミ、特にテレビの責任は重い。薄々、喜多川の性癖をわかっていながら、無視してジャニーズのタレントを使い続けた。今もそうだ。ジャニーズのタレントを排除する動きなどない。人気タレントを出演させれば視聴率が上がるからだ。異常性愛モンスターを誕生させたのは、いい条件が重なったからだ。そもそも、喜多川がジャニーズ事務所を創立させたのは、自分の性癖とビジネスを両立できると考えたのではないか。同族経営の弊害も指摘している。現経営者の藤沢社長は喜多川のメイにあたる。藤沢社長は何も知らなかったと言いわけしているが、知っていたのではないか。喜多川の性癖は業界では有名なのだ。10年前にも被害者から裁判を起こされている。会社を守りたい、自分を守りたい一心でとぼけているのだ。今回の報道で藤沢社長の辞任も求めている。当然だ。ひどい人権侵害を起こしていて、経営者が責任を取らないのは許されない。まして、喜多川はおじさんにあたるのだ。親族の性犯罪を恥ずかしく思わないのか。今後、また同じような事件が起きるかもしれない。日本では、先進国の中で人権レベルが低い。私は良く日本の人権レベルは江戸時代と変わらないと言っている。芸能界ばかりでなく、入管で、刑務所で、精神病院で、ヘイトスピーチ、部落差別、アイヌ差別、障がい者差別、セクハラ、いじめ、DVなど人権侵害の山だ。今回のジャニーズの性虐待事件は、調査チームの追及で徹底的にうみを出せたが、他の人権侵害事件ではうやむやに終わる事が多い。立憲民主党はヒャリングを行ったが、政府自民党は何もやらない。これが日本の政権政党の対応だ。一人の異常性愛者によって、多くの若者の心が破壊されたのだ。政府は、被害者の救済、金銭的補償をすべきだ。日本には闇が多すぎる。闇に光を注がなければいけない。正義は最後には勝つのだ。戦い続けましょう。被害者に誹謗中傷をやるな!馬鹿野郎!お前の子供がわいせつな事されたら、どんな気がするのだ。