選挙の効果

総選挙の意味

ザノンフィクション坂田佳子 バリケイト伊東

2023-08-21 12:28:07 | 政治
 東京は暑い、熱い、溶けそうだ。昨日はテレビで天気以上に熱い人間に出会った。日本のテレビは、下らない番組のオンパレードだ。特にフジテレビはチャラい番組のオンパレードだ。一つだけ見るに値する番組がある。それは日曜日の午後に放送するザノンフィクションだ。昨日の番組の主役は女性シンガーの坂田佳子、51歳だ。東京のライブスタジオすべてで、出入り禁止になった武勇伝がある。なにしろ時間を守らない。いつ歌い出すのかわからない。酒を飲んで客ともめる。ピアノの上に乗って毒舌を打つ。なにしろ型にはまらない、その日の気分で行動する。昭和には坂田みたいな型破りの芸能人は多くいた。今は管理芸能人ばかりだ。歌ったってるのではない。歌わされているのだ。踊ってるのではない。踊らされてるのだ。ベルトコンベヤーの上を歩かされているだけだ。彼女もそのあたりの事を語っている。一時はラジオの番組を持った事があるが、彼女にとって時間通リに行動するなんて、できないのだ。結局降ろされるはめになった。自暴自棄になってアルコール依存になり西宮の日雇い労働者が集まる三角公園に流れついた。そこでライブをやり出して近所で有名人になる、なにしろ歌うより観客と喧嘩している時間の方が長い。支離滅裂さがいいねだ。今の世の中、つまらないのばかりだ。テレビの尺を考えてなんていう芸能人ばかりだ。印象良くしてCMをもらうなんて考えている芸能人が多い。こんな坂田でも支持する人がいる。坂田の管理されない自由さにひかれるのだ。ガン患者の女性であったり、失明危機のある女性であったり、多くの悩みを抱えている人達が坂田の人間性に引かれて集まってくる。私もそのひとりだ。世の中、見捨てる人間がいれば、拾う人間もいる。人の価値なんて簡単には計測できない。閉塞と虚構の糞だまりの日本にとって、坂田みたいな人間がもっと多くいれば日本は変わる。しかし、坂田も政治に口をはさむようになると、テレビは扱わないかもしれない。岸田総理を馬鹿野郎、くそ野郎なんて言い出したら、フジテレビは坂田を放送しないかもしれない。フジテレビは保守的なテレビ局だから。昨日の番組を見ている限り、政治的発言はなかった。紅白歌合戦に坂田が呼ばれる事はないであろう。坂田が紅白で歌い出したらだ革命だ。日本の閉塞と膠着を破るには、坂田みたいな人間がどんどん出て来なければだめだ。坂田には会って話をしてみたい。坂田!やりたいようにやれ、薬物には絶対手を出すな!酒なら逮捕される事はない。大阪で会いましょう。