今日は朝から世界に緊張が走った。ポーランド領内にロシアのミサイルが着弾してふたりが死亡した。日本の朝のトップニュースだ。ウクライナ戦争も今やマンネリ化して、日本人には関心が薄れてる。そんな日本で大きく報道されるのは、戦争が拡大するかもしれないと、心配するからだろう。ポーランドはNATOの加盟国だ。NATOの加盟国への攻撃はNATO全体への攻撃と思われる。しかし、すぐにNATOがロシアには反撃する事はないだろう。集団的自衛権の行使にはつながらないのが多くの専門家の意見だ。ロシアは、ウクライナとポーランドの国境近くの構造物を狙ったかもしれない。しかし、ミサイルがポーランド側に間違えて着弾したのかもしれない。ウクライナが迎撃して残骸がポーランド領内に落ちたのかもしれない。ロシアが意図して狙った可能性もある。ロシアはミスを認めないであろう。いつもの事だ。しかし、偶発的な事件によって戦争が拡大するかもしれない。今、ロシアと国境を接している多くの国では、冷や汗が出る思いであろう。自分の国もミサイルを撃ち込まれるかもしれないと。ヨーロッパ全体に危機感が高まってる。日本でもトップニユースになるが、日本国民は、さほど興味なさそうだ。日本だって一月まえにJアラートが鳴ったばかりだ。危機感のない日本人も漠然とした不安を持ってる。来年の今頃、世界、日本はどうなってるのか、予測がつかない。このポーランドへのミサイル着弾ニュースで、トランプの大統領選出馬表明が影の薄いニュースになったしまった。着弾ニュースがなければ、世界的にトップニュースになっていたはずだ。勝利の女神はトランプから離れてゆくようだ。人生は、なにが起きるかわからない。予定は未定だ。来年は日本の空にもロシアのミサイルが飛んでるかもしれない。第三次世界大戦にならないように祈るだけだ。
大学学費無料化の話を始める前に、お人よしのおじさん化していた岸田総理がアシアンの会議で中国にかなり強く男らしく言った。尖閣は日本の領土であり、主権を守るように、ウィグルでの人権侵害にも抗議した。外国に行くと強気になるようだ。国内ではもたもたとさえないが、外国の首脳の前ではかっこのいいところを見せたいかもしれない。国内でも同じようにすればいいのだ。支持率もあがる。尖閣は日本の領土なのだから日の丸を島に掲揚すべきだ。なぜやらないのだ。
本題に入る。前にも大学学費無料化について書いた事がある。たまたま、ドイツでは大学の学費が無料のニュースを見た。ドイツ以外にもヨーロッパではフィンランド、ノールウェー、オーストリア、フランス等大学学費無料の国が多い。発展途上国のキューバだって大学まで学費は無料だ。医療も無料だ。日本の学費は高い。文系で年間100万円ぐらいかかる。理工系だと150万円ぐらいか。奨学金制度もあるが、卒業後、返還しなければいけない。これが重みになってる。払えない人間が多い。非正規労働で働くと、さほど稼げない。親の経済状態に関わらず望む教育を受けられるようにしなければいけない。貧困ゆえに大学進学をあきらめるのは、本人にとってはつらいものがある。国家にとっても損失だ。大学に行ってきちんとした教育を受けていたなら、ガンの特効薬の開発や医療、様々な分野で大きく貢献するかもしれない。日本では、年々子供の出生数は減少している。今年2022の出生数は80万人を切る予定だ。毎年10万人位減ってる感じだ。少なくなってるのだから大学学費の無料化のコストはさほど気にしなくていい。国を良くするためには、教育に対してお金を惜しんではいけない。時期が早いなんて言う政治家は、自分の高額の給料を減らして教育に回せ。高校までは無償化が進んだが、大学の学費の無料化が進まない。何より学生のほうから無料化しろと声を上げなければいけない。学費無料化の大規模デモなど日本ではまったく聞かない。世論を巻き込んで学費無料化の運動をしなければいけない。日本では若者は幼稚でチャラいだけで政治的には無能無策だ。50年前の学生は不条理と戦った。そんな気概のある若者はいない。政党のパンフレットを見ても、大学学費の無料化を掲げる政党はない。そもそも日本では政治に対して関心がなさすぎる。今、高校生で経済的理由で大学進学を行くか、行かないかで悩んでるなら、同じ悩みの高校生が日本中にたくさんいるのだから、連帯して声をあげ、戦わなければいけない。スマホを片手に、ハンバーグを片手に町をうろついていても何も変わらない。声をあげなかったら生涯不条理のままだ。日本政府は、真剣に大学学費無料化に取り組まなければいけない。国家を存続させるためには、教育の無料化を進めなければいけない。無料化は、社会主義や共産主義化の政策ではない。学びたくても、お金がないゆえに教育をあきらめなければいけない人々を救う事になる。
アメリカでの中間選挙で、民主党が上院で過半数を取れそうだ。下院はまだ集計が終わってないが、共和党が過半数を取りそうだ。圧倒的に共和党が優勢と言われながら民主党が頑張った。最大の敗者はトランプだと言われる。トランプも共和党の圧倒的勝利を疑わなかった。しかし、ふたを開けてみれば民主党は、さほど議席を減らさなかった。共和党の敗因はトランプが出過ぎたからだろう。共和党支持者でも、トランプ嫌いの人々が民主党に票を入れたようだ。アメリカは、トランプ支持とトランプ嫌いで世論が二分している。トランプの暴力的性格をきらうアメリカ人は多い。同時にその暴力性を支持する人も多いのだ。日本では、国民に嫌われないようにして支持を集めるが、権力者は、憎まれてこそ価値がある。トランプは、国民に媚びを売るような事はしない。紙を見ながら演説しない。自分の言葉で演説する。世論から岸田総理をいじめないで、かわいそう、こんなあわれみを買うような権力者は最近、日本の政界でも珍しい。岸田総理は、人間的にはいい人なのだろうが、政治家としてはもの足りない。自民党内でも岸田総理の政権運営に疑問、不安を感じてる政治家は多い。岸田政権は、3年後の衆院選挙まで持つのか。内閣改造で延命を図るぐらいか。日本には飽食、美食、大食い競争の国で、満足に食事も食べれない人々が多くいるのだ。きちんと一日3食食べれるようにするのが政治の仕事だろう。物価高騰で生活が苦しい人が増えてる。小難しい政治論議は後でいい。まずは飯だ。不安しかない日本、不安のない日本にするのが政治の仕事だ。岸田総理には何も期待できない。早すぎるかもしれないが、岸田総理が退陣後の総理は誰になるのか。野党にも与党にもふさわしい政治家が見当たらない。船長不在で日本丸は、進行する。そして嵐の飲み込まれて沈没する。
東京はいい天気だが、日本の雰囲気は良くない。政治が機能してない。岸田総理は部下達に足を引っ張られて、顔色が悪い。自民党内からも岸田政権ではもたないと、ざわついている。岸田総理はうそを言えない実直な性格だ。政界なんて肥溜めなのだ。肥溜めを行く抜くには、まじめすぎる。午前中は失言大臣を続投させると言いながら、午後には解任では回りの人も不安になる。岸田総理は今、しみじみと孤独と重圧を感じているだろう。政権運営は、簡単ではないのだ。岸田降ろしが自民党内で起きるかもしれない。国民も政治家の解任劇には興味をもつが、政治そのものには関心がない。国民の関心事は食い物と芸能人、バラエティー番組、Uチューブか。日本では、先週の一週間でのコロナ感染者は約40万人だ。世界で一番多い。アメリカでもないし、ブラジルでもないのだ。アメリカでは、マスクをしている人はほとんどいない。コロナを話題にするマスコミも少ない。日本では、外を歩けば99%マスクをしているが、世界一感染者が多いとは、驚きだ。政府は、感染者が増えても行動制限はかけないと言ってる。大丈夫なのか。今のままいけば、一日の感染者が全国で40万人になるかもしれない。そうなったら都市は機能マヒになる。救急車を呼んでも来ないかもしれない。電車やバスも走らないかもしれない。12月を非常に不安な気持ちで迎える。そんなに心配しなくても大丈夫と言われそうだが、私の過去のブログを読むと、不安はほとんど的中している。第八波は始まってる。感染しないように注意してください。物価高騰が収まらない。コメはほとんど上がってないが、パンは上がった。卵、牛乳、肉、魚、小麦が高い。私は、ミスタードーナツ、マクドナルド、吉野家、ラーメン店には行かない。ラーメン1000円は高い。食べたければ即席ラーメンを食べればいい。東京の物価は概して高いが、探せば安い店も多くもある。賢く、しなやかに対応するしかない。少しうれしいニュースが入った。円安が円高に少し持ち直した。1ドル140円ぐらいになった。150円は安すぎる。早く110円位になってくれればいい。普通の人、困窮者にはデフレのほうがいい。日本では賃金が上がらず、物価が上がってゆく。生活が苦しくなるのは、あきらかだ。政府も29兆円もの経済対策をやる気だ。生活の苦しい人に恩恵が行き渡るようにすべきだ。わけのわからない業界団体に金が流れる経済対策では意味がない。年収1000万円以下の世帯にはひとり10万円を支給したらいいのではないか。直接給付はわかりやすい。消費税も5%に下げたらいいのではないか。商品を安く買っても、消費税を払うと高くなる感じだ。多くの人が感じてるだろう。コロナ危機で多くの国で消費税を下げてる。日本は、なぜやらないのだ。日本は税金が高い。ガソリンだって半分は税金だ。L170円は高い。もっと安くできないのか。なんだかんだ言っても日本は平和だ。平和に感謝、感謝だ。私のぼやき節は終わりです。
自民党の葉梨法務大臣の発言が大問題になってる。人それぞれ捉え方が違う。私は、マスコミが大騒ぎするほど悪いとは思ってない。「法務大臣は、朝に死刑執行の判を押して、昼にテレビに報道される地味な仕事だ、法務大臣には金も票も集まらない」等の発言に批判が集まってる。葉梨法務大臣の選挙区の評判は悪くない。腰が低いそうだ。秘書を怒鳴りまくるようなタイプではない。発言を謙虚さや自虐の表れとも取れる。金も集まらない、票も集まらない、それでも実直に大臣の仕事をしていますと言いたかったのかもしれない。それとも、悪意に解釈すれば、農林水産大臣、国土交通省大臣みたいに利権が集まりやすい大臣になりたい、そうすれば多額のわいろを受け取れる。そんな解釈もできる。死刑執行の話を持ち出すのはいけない。いくら重大犯罪を犯して死刑判決を受けた人でも、国家権力が人を殺すのだ。軽い話で済まない。法務大臣は地味な仕事ではないであろう。法務行政は、法事国家として民主主義の根幹をなしているのだ。いま、統一教会問題で新たな法を作るのに、議員が知恵をしぼってるのだ。地味な仕事ではない。東京大学卒業、警察官僚の立派な肩書と頭の良さを持ってる。世間を知らない頭の良さかもしれない。発言にはもう少し配慮があったほうがいい。発言を撤回し、謝罪したのだから許してやれ。統一教会問題が今国会の本命だ。そちらにエネルギーを注がなければいけない。