狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

女郎花(おみなえし)

2008年07月15日 20時32分25秒 | お花に関する日記
本日の倉敷は曇り一時雨。
通り雨だったので、もっと降って欲しかったです。


上の写真の花は「女郎花(おみなえし)」です。
(下の葉は紫蘭です)
オミナエシ化のオミナエシ属で、
日当たりのよい山地、丘陵に生える多年草の宿根草です。


開花時期は七月~十月。
原産地は東南アジア、日本で、
学名はPatrinia scabiosaefolia、
別名は「女飯(おみなめし)」、「粟花(あわばな)」です。

名前の由来は、
黄色の花が粟飯を思い起こさせる事から「女飯」が転じたものとか、
「女なるべし」の言葉からとも、
この花の優しさを女に見立てたものだとも言われています。

季語は秋、
「女(をみな)」の連想から和歌では、多く女性にたとえられます。


黄色の小さな花を、
枝分かれした茎の上部に多数つけます。

薬用として、
乾燥した根を煎じて服用すると、
腫れ物や解毒や利尿に効くそうです。


「昔、男に裏切られた女が、
 川に身を投げて死んだ。
 その女の衣がオミナエシの花になった」
という話も残っているそうです。

花言葉は親切、美人、儚い恋です。
コメント
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