狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

河津桜の実。

2012年05月11日 18時23分02秒 | お花に関する日記



 本日の倉敷は晴れたり曇ったりしていましたよ。
 最高気温は十七度。最低気温は十三度でありました。
 今日は少し気温が下がりましたね。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。


 上の写真に写っているのは、倉敷川沿いに植えられている河津桜の実です。
 今、いっぱい実っています。今年は鳥が倉敷にあまり来ていないんですかね? 鳥達に食べられずに残っています。
 倉敷美観地区の栴檀の木の実も例年ならすぐに鳥達に食べられてしまうのに今年はまだ実ったままです。

 美味しそう。
 でも食べたことがないので美味しいのか美味しくないのかは分かんないっす。

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『炎の陽明学―山田方谷伝』/矢吹邦彦

2012年05月11日 18時12分14秒 | 小説・本に関する日記


 昨日の夜は、矢吹邦彦著『炎の陽明学―山田方谷伝』を読み返していました。
 総額10万両を超える巨額借金の為に破綻寸前にあった幕末の備中松山藩の財政をたった8年で返済して尚且つ10万両の蓄財を成し遂げた山田方谷の物語です。

 山田方谷が藩主・板垣勝静に述べた「事の外に立つ」という言葉は難しいなぁ。
 よく分かっていないけど意訳してみる。
 「財政再建を果たす為には財政再建を第一義に考えては成功しない。
  政治も経済も大局観を持たなければならない。
  何の為に備中松山藩はあるのか? 
  政治の姿勢を正し大義を示し方針を明確化しそれを実践すれば民は安心する。
  民を安心させることが出来れば自ずと財政状況は好転する。
  小手先の理論で財政再建を優先させると状況は悪化する」
 これは言うのは簡単だけど実践するのは物凄く難しいだろうなぁ。

 経済学や財政学は不確定なパラメーターは排除して計算するので、案外不確かなもの。意味はあるけどね。
 指針にはなるけど固執すればしっぺ返しを食う。
 「何を最優先にするのか・助けるのか・行うのか?」は哲学であって政治の領域。机上の計算に振り回されずに政治家ならまずはそこを明確にせよ、ってことか? 

 「経営が苦しくなったからリストラする」などと言っている企業経営者などとは大違いだ。

 山田方谷が行ったことや言ったことを現代の人が行おうとするのは難しい。
 机上の空論ではなく実践の為の学問を学びそして実践する知行一致。理を求めずやるべきことを行って結果として理を得る。む、難しい。


 まず備中松山藩の大義を明確にし、それをもとに抜本的な方針を整え、基本方針をもとにして個別の案件に対処するので筋が通り信頼を得る。

 例えば、中級武士以上の士分と豪農・豪商には厳しい節約令を出すが、農民には出さない。そして飢饉に備えて義蔵を設置する。
 餓死者が出なくなったので農民一揆が無くなり生産性も上がる。さらに義蔵に集まる米を機に応じて売却して利益を得る。
 さらに倹約するばかりではなく同時に積極的な投資策も行う。
 ので産業が起こる。産業が興れば民が潤う。民が潤えば経済が活性化する。
 財政再建の為の方策のみを考えるのではなく民が潤うことを考える。結果として経済が活性化し財政再建が果たされる……。


 でも「何を最優先とするのか?」という問いに明確に答えるのはすごく難しい。
 口先だけでは駄目なのだ。述べるだけならなんとでも言える。机上の空論になってはならないのだ。述べて尚且つ行動に移してそして成功しなければ意味が無い。
 しかしそれは難しい。
 でも難しいと言っていては駄目なのかもしんない。


 等々、つらつら考えながら昨晩は読み返しておりました。




 筆者の矢吹邦彦氏は山田方谷のことが大好きなんだろうなぁ。
 贔屓の引き倒しの部分は若干有り。
 でも膨大な資料を基に見事に山田方谷の生涯を描いています。

 面白いですよ。
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12日と13日にイベント『第7回 フィールド オブ クラフト 倉敷』が開催されますよ。

2012年05月11日 18時01分05秒 | 案内、告知、宣伝


 お知らせです。

 明日と明後日は倉敷美観地区そばの倉敷市芸文館前広場で、クラフト作家の作品を展示するイベント『第7回 フィールド オブ クラフト 倉敷』が開催されますよ。
 全国から76組のクラフト作家が参加。暮らしに寄り添う作品を展示されるそうです。
 自然素材を使ったワークショップや食ブースでの販売もあるそうです。
 お弁当などの飲食物を自由に持ち込んでもよいそうですよ。
 時間は、12日・13日とも10時から17時まで。雨天決行だそうです。
 興味のあるお方は是非是非行ってみて下さい。 





 それと明日・明後日は、イベント『第32回ハートランド倉敷』の玉島Dayです。
 5月12日は、倉敷美観地区では、『瀬戸の花嫁・川舟流し』と『竹取物語・川舟流し』があります。
 『瀬戸の花嫁・川舟流し』は、1回目が13時30分から、2回目が15時30分から。
 『竹取物語・川舟流し』は、19時からです。

 倉敷物語館では、『特産品の販売』や『くらしき作陽大学』の演奏や『大道芸なおと』のパフォーマンスがあります。
 特産品販売は、11時から16時まで。
 くらしき作陽大学の演奏(フルートデュオ)は、1回目が11時30分から、2回目が14時からです。
 大道芸「なおと」のパフォーマンスは、1回目が13時から、2回目が15時からです。



 5月13日は、倉敷美観地区では、『瀬戸の花嫁・川舟流し』や『からす天狗・川舟流し』があります。
 『瀬戸の花嫁・川舟流し』は、1回目は13時30分から、2回目は15時30分から。
 『からす天狗・川舟流し』は、14時30分からです。

 倉敷物語館では、『特産品販売』や『くらしき作陽大学』の演奏や『玉島少年少女合唱団』の合唱や『玉島へそ踊り』があるそうです。
 特産品販売は、11時から16時まで。
 くらしき作陽大学の演奏(フルートデュオ演奏)は、1回目が11時30分から、2回目が14時からです。
 玉島少年少女合唱団の合唱と玉島へそ踊りは、1回目が13時から、2回目が15時からです。

 興味のあるお方は是非是非倉敷美観地区にお出で下さいませ。

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