狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

熱くなったら一旦休め。テーブルは逃げたりしない。

2016年05月12日 19時21分18秒 | VSの日記




 本日5月12日は、織田信長方が石山本願寺を包囲した日で、駿河・久能山から移された徳川家康の遺体が日光・奥院廟塔に改葬された日で、キュリー夫人がラジウムを発見した日で、岡山県で現在の民生委員制度の前身にあたる済世顧問制度が発足した日で、イギリス海軍に徴発された客船オリンピック号がドイツ潜水艦U-103を体当たりで沈めた日で、治安維持法が施行された日で、ロンドンにあるソ連の貿易事務所アルコスをイギリス官憲が捜索した日で、3月1日に誘拐されたチャールズ・リンドバーグの長男が遺体で発見された日で、ドイツが満州国を承認した日で、アッツ島の戦いが始まった日で、アメリカ合衆国とカナダの統合防衛組織・北アメリカ航空宇宙防衛司令部が発足した日で、瀬戸内シージャック事件が発生(翌日に警察が犯人射殺で解決)した日で、中国・四川省でM7.9の四川大地震が発生した日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は二十五度。最低気温は十度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。



 昨日は気合が抜けて疲れが一気に出たのかヘタってしまい、ほぼ丸一日惰眠を貪っていました。
 風邪の初期症状が現れてコンコンと咳が出てしかもお腹がしくしくしくと痛む状態でありましたよ。
 食欲が無くほとんどご飯を食べることができませんでした。ドリンク剤で栄養を補給していました。
 今朝になって体が軽くなり風邪の初期症状も治まってたので、もりもり朝食を食べて出勤しました。
 しか~し。午後2時過ぎあたりから急速にエネルギーが無くなってしまいダウンしてしまいました。orz。
 無念。無念でございます。しっかり養生して明日に備えやうと思っているところなのでございます。

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飲む時は口実が必要よ。そう思わない? さもないと人は単なる飲んだくれにすぎないもの。

2016年05月12日 17時01分32秒 | 知人、友人に関する日記





 それは四月下旬のある肌寒い晩のことであった。
 狐は或るパブリック・ハウスのテーブル席に腰をかけて、絶えずミルクを舐めてゐた。
 その頃狐はお仕事が終わると暇を持て余し自室でごろごろして本でも読んでいるかそれに飽きると当てどもなく散歩に出てあまり費用のかからぬ酒精を出すお店でミルクを舐めるが毎日の日課だった。
 そのパブリック・ハウスは狐の部屋から近くもあり何処へ散歩するにも必ずその前を通る様な位置にあったので随って一番よく出入りした訳であったが狐の悪い癖でバーに入るとどうも長くなってしまう。
 それも元来お酒に強い方なのだが嚢中の乏しい所為もあって高いお酒を注文すること無く温めたミルクを何杯もお代わりして一時間も二時間もぢっとしているのだ。質の悪いお客である。
 そうかといって別段店員さんに思召しがあったりからかったりする訳ではない。
 まあ自室より何となく居心地がいいのだろう。
 狐はその晩も例によって一杯のミルクを十分もかかって舐めながらいつもの往来に面したテーブルに陣取ってぼんやり窓の外を眺めていた。

 さてそのパブリック・ハウスの丁度真向こうに一本の桜の樹がある。
 実は狐はその桜の樹を眺めていたのだ。
 立派で大きな桜の樹なのだがもはやお花を散らしていて別段眺める程の景色でもない。しかし狐には一寸興味があった。
 狐は三十分程も同じ所を見詰めていた。
 其時、狐の友人が窓の外を通りかかった。
 狐の友人は狐に気が付くと会釈して中に入って来たがワインを命じて置いて狐と同じ様に窓の方を向いて狐の隣に腰をかけた。
 そして狐が一つの所を見詰めているのに気づくと狐の友人は狐の視線を辿って同じく向こうの桜の樹を眺めた。
 しかも不思議なことには狐の友人も亦如何にも興味ありげに少しも目を逸らさないでその方を凝視し出したのである。
 狐達はそうして申しあわせた様に同じ場所を眺めながら色々な無駄話を取交した。
 だがある瞬間、二人は云い合せた様に黙り込んで了った。
 「君も気づいている様ですね」と狐が囁くと友人は即座に答えた。「桜のお花が散ってしまいました。私達はお花見をしていなかったのに」
 「お花見をする機会を逸してしまいましたね」
 「お花見をする機会を逸してしまいました」
 「でも呑む名目は幾らでも作れますよ」
 「呑みたいのではありません。風雅の問題です。桜のお花は散ってしまいました。嗚呼。君は風流というものを解さない人でしたね」
 「はい。私は風流というものを解さない僕人参ですもとい朴念仁です」
 「しかし、呑む機会は逃さない、それが我等の鉄の掟です。機会を逃したのも残念です」
 「残念です。しかし過ぎたことは是非も無しと申します」
 「ふむん。如何にもその通りです」
 「機会は作ればよいのです」
 「ふむん。如何にもその通りです。呑む機会は私が作ると致しませう。スケジュール合わせはお願いします」
 「了解しました」
 「処で君は何故バーのテーブルに座っているのにお酒を呑まずにミルクを舐めているのかね?」
 「それは美味しいからです」
 「ミルクが?」
 「ミルクがです」
 「ふむん?」

 そうして呑み会の約束をした後、狐と狐の友人はパブリック・バーを出てある横町で分かれを告げた。
 其の時狐は横町を曲がってモデルのような歩き方でさっさと帰っていく友人の後姿が暗闇の中にくっきりと浮き出して見えたのを覚えている。

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5月29日に倉敷館で『倉敷美観地区DEスケッチ会&染め紙コーナー』がありますよ。

2016年05月12日 15時55分11秒 | 案内、告知、宣伝




 お知らせです。

 5月29日に倉敷館で『倉敷美観地区スケッチ会』がありますよ。
 時間は10時から16時まで(お好きな時間に参加可能です。昼食は各自でお取りくださいとのこと)。
 場所は倉敷美観地区の倉敷館(観光案内所)です。
 参加費は、2500円。
 染め紙体験もできるそうですよ。

 講師は画家の杉田修一先生です。


 お問い合わせは倉敷館観光案内所まで。






 普段は観ることができない倉敷館の2Fからの風景が観ることが出来ます。
 倉敷館の2Fから倉敷美観地区を眺めながらのんびりとスケッチをしたりするのは如何ですか? 

 興味のあるお方は是非参加してみて下さい。

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