昨日の夜は、映画『猫と電車』のDVDを観ていました。
綿谷雫は自称・キャラクター作家。29歳。
イラストとキャラクターデザインを職にしているが、それだけでは生活ができないでいる。
住む所がないので友達の家に居候させてもらっている。しかし居候させてくれる友人はどんどん少なくなっていて今は一人しかいない。
その友人も結婚することになり、雫は友人の家を出ることになった。
なけなしのお金を握りしめて雫は不動産屋に向かうのだが、彼女はその途中でスリに遭ってしまい全財産を失ってしまう……。
監督は、香西志帆。
出演者は、篠原ともえ、藤真美穂、安達雅哉、梶剛、白川哲郎、小野田翔空、眞鍋歩珠、篠原茉那、高崎瞳、矢野隼也、はた栄二、川田美沙希、谷本綾平、黒木由紀美、中越恵美、石川幸代、モリヒロミ、北村嵩至、八尾憲治、など。
ハートウォーミングなコメディです。
この映画をdisるのは簡単です。いくらでもできます。
この映画を観ていらいらする人もいるだろうな、と予想できます。それが何に起因しているかもわかります。
未熟な点が多々あります。ツッコミどころもたくさんあります。もう少し考えを進めて欲しい所もあります。
でもこの映画をdisりたくない……。
製作者がどんな人なのかは私は知りません。でも映画を観た限りでは真面目に一生懸命に楽しんで作っていて傲慢さや誤魔化しがありません。適当に作ってはいないのです。
狙いはわかるし最終的なメッセージは健全。でもって物凄く酷いわけでもないのです。
私は「主人公のような人を知っているぞ」と思いながらにたにたと笑いながら観ていました。
夢を追っかけすぎて追い込まれた状態になってしまった人のゆるいコメディ映画です。
深刻そうな会話がコメディ部分になっていたりします。真に受けて観たら笑えなくなってしまうので御注意を。
篠原ともえ様のキャラクターを存分に使った映画といえます。
面白かったですよ。
楽しめました。
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