昨日の夜は、アニメーション映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』のDVDを観ていました。
思春期を過ぎると成長が止まり、永遠に生き続けるキルドレ。
キルドレの多くは、戦争請負会社で戦闘機パイロットになるか、宗教法人という名称の団体に入る。
世界の揉め事は、戦争請負会社が請け負い、ショーとして戦争を行うことで解決される。
その為、各国家には軍隊は存在しない。
カンナミは、欠員したクリタの補充要員として基地に転属してきた。
彼には転属する前の記憶がほとんどない……。
彼が転属してきた基地には、かつてエースパイロットとして名を馳せた女性の指揮官がいて……。
原作は、森博嗣の小説『スカイ・クロラ』シリーズであります。
永遠を繰り返す子供達のお話なのであります。
ほぼ変わることがない一日を延々と繰り返す。
もう既にがっちりと固まった社会の中で変革を望んでも全て跳ね返されてしまう。
自分が死んでも予備がいて変わることがない。
社会の要請で世界が平和である為に本物の戦争を回避する為に延々と子供同士で殺し合いを行う。
そんな欺瞞に満ちた世界の中での純愛の物語であり変革を求めた者のお話なのであります。
そして生きることというものを描いた作品でもあります。
面白いですよ。
お勧めです。
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