昨日の夜は、映画『ファーゴ』のDVDを観ていました。
1987年のミネソタ州ミネアポリス。
自動車販売会社の営業部長・ジェリー・ランディガードは投資の為のお金欲しさに自分の妻の狂言誘拐を計画する。
誰かに自分の妻を誘拐させて裕福な義父から多額の身代金をせしめる計画。
ジェリーは会社の整備工場に勤めている人物から2人の男を紹介されて計画を実行しようとするのだが……。
監督は、ジョエル・コーエン。
脚本は、ジョエル・コーエンとイーサン・コーエンのコーエン兄弟。
出演者は、フランシス・マクドーマンド、ウィリアム・H・メイシー、スティーヴ・ブシェミ、ピーター・ストーメア、クリステン・ルドルード、ハーヴ・プレスネル、ジョン・キャロル・リンチ、など。
サスペンス映画です。
計画では警察に気付かれず(義父は大金を奪われるけれども他は)誰も傷つかないはずだったのだけれども、想定していないことが起こってどんどん状況が悪くなっていきます。物凄くブラックなコメディのように物語は転がっていきます。
狂言誘拐の発案者と実行犯達は想定していない出来事にぶつかり場当たり的にその場を対処しようとします。
そんなことを想定していなかったの? とか、そんなことをしちゃうの? とか、状況がどんどん悪くなるさまを描いていて観る人をぐいぐい引き付けます。
ナイスアイディアと思えるものも実際にやってみると穴だらけ。しかもよくよく考えてみるとナイスアイディアと思えたけど本当は駄目駄目なアイディアだった。 なんて事はよくあることで、この映画で展開されたことは(このような悪事ではないにしても)大なり小なりで多くの人が経験するような或いは経験する可能性があるようなお話で、それ故、見入ってしまいました。
面白かったですよ。
大作ではないのですが、とても面白い映画でありました。
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