いつまでも姿の見えないフミタンの元へ戻ろうとしたが「あのままあそこに居たら死にますよ?!」ビスケットは一喝し、クーデリアを動力室に案内した。「死ぬ? 死ぬのですか?」動揺するクーデリア。「努力してるところです!」動力室では雪之丞達がバルバトスに何か手を加えていた。バルバトスを見上げるクーデリア。
前線ではオルガ達が苦戦していた。と、昭弘に付いていた若手のダンジが突然前に出始めた。「何やってんだ?!」「向こうの方が硬いんだ! 近付かなきゃっ」被弾するダンジ機。「うわあぁぁっ!」悲鳴を上げていると、補給を終えた三日月達が援護に現れた。「ごめん、待たせた」昭弘も対抗し、三日月達は敵陣を撹乱しつつ、善戦し始めた。「よしっ、宇宙鼠の本領発揮ってとこだ」オルガは陣の立て直しと負傷者の回収を急がせた。「ジリ貧なのは変わんねぇ! 本隊は?!」オルガ機を操縦しているユージンは焦っていた。その本隊は社長と共にオルガ達を見捨てて離脱して行ったことをビスケットが確認していた。「俺ら犬死にかよ?!」叫ぶユージン。「それじゃ筋が通らねぇ、なぁ、ビスケット」「だね」ビスケットは手持ちのデバイスで本隊機の一機に搭載された信号弾を射出させた。
「どうやら俺達の為に囮になって下さるみてぇだ」ギャラルホルン隊は本隊に殺到し始めた。「奴等は今、ここから逃げ出すヤツを無視できねぇ」オルガの読み通りだった。さらに、ギャラルホルン隊の一部が、必然性の無い場所にあった件の地雷に引っ掛かって爆破させられたりもした。とんでもない火力の地雷がただのイビりに使われていた!「反撃開始といこうかっ!」オルガが勢い付いていると、唐突に重砲で狙撃され出す参番組。ギャラルホルンのMS、グレイズがMWを蹴散らしつつ飛来してきた。「この程度の施設制圧に何を手間取る?!」
7に続く
前線ではオルガ達が苦戦していた。と、昭弘に付いていた若手のダンジが突然前に出始めた。「何やってんだ?!」「向こうの方が硬いんだ! 近付かなきゃっ」被弾するダンジ機。「うわあぁぁっ!」悲鳴を上げていると、補給を終えた三日月達が援護に現れた。「ごめん、待たせた」昭弘も対抗し、三日月達は敵陣を撹乱しつつ、善戦し始めた。「よしっ、宇宙鼠の本領発揮ってとこだ」オルガは陣の立て直しと負傷者の回収を急がせた。「ジリ貧なのは変わんねぇ! 本隊は?!」オルガ機を操縦しているユージンは焦っていた。その本隊は社長と共にオルガ達を見捨てて離脱して行ったことをビスケットが確認していた。「俺ら犬死にかよ?!」叫ぶユージン。「それじゃ筋が通らねぇ、なぁ、ビスケット」「だね」ビスケットは手持ちのデバイスで本隊機の一機に搭載された信号弾を射出させた。
「どうやら俺達の為に囮になって下さるみてぇだ」ギャラルホルン隊は本隊に殺到し始めた。「奴等は今、ここから逃げ出すヤツを無視できねぇ」オルガの読み通りだった。さらに、ギャラルホルン隊の一部が、必然性の無い場所にあった件の地雷に引っ掛かって爆破させられたりもした。とんでもない火力の地雷がただのイビりに使われていた!「反撃開始といこうかっ!」オルガが勢い付いていると、唐突に重砲で狙撃され出す参番組。ギャラルホルンのMS、グレイズがMWを蹴散らしつつ飛来してきた。「この程度の施設制圧に何を手間取る?!」
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