羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダーゴースト 1

2015-10-26 20:30:49 | 日記
タケルが次に現れる偉人の魂が織田信長であると仙人に予見されていると、依頼人として黒田が現れた。話によると、社長の羽柴が人が変わったように冷淡になり、それに合わせて会社や関連会社でオフィスの物体が浮く奇妙な現象が続発するようになっていた。タケルは御成とアカリに関連会社の聞き込みを任せ、自分は黒田共に羽柴に会ってみることにした。
羽柴に会う前に、ガラス張りの社長室で羽柴と揉めていた馴染みの取り引き先の毛利社長が憮然とした社長室から様子で出てきた。「何かあったんですか?」黒田が聞くと、羽柴に急に傘下になれと買収を持ち掛けられたという。「失礼なんだよ!」毛利が怒って帰ろうとすると、噂のオフィスの物が浮き上がる現象がおき始め騒然となった。見ればブック眼魔が姿を消して毛利を掴み引き摺っている。周囲の浮遊は能力らしかった。「ほうら、怖いだろう?」ふざけているようなブック眼魔はタケルに手を振って、毛利を引き摺ったままオフィスから出て行った。「待て!」追うタケル。
「ほーれ、ほれほれほれっ」屋上でやはりふざけた風に縁まで毛利を追い詰め、落ちるギリギリでいたぶるブック眼魔。「その人を離せ!」「おー、怖い。わかったよ、『離す』よ」ブック眼魔は縁で手を離し、毛利は屋上から落下し出した。「変身!」オレ魂をドライバーに装填して屋上から飛び降りるタケル。「レッツゴー! 覚悟っ! ゴー、ゴー、ゴー、ゴースト!!」変身し、飛行能力で落ちる毛利を空中で捕まえ、その勢いに抱えたまま地上に両足で着地してしまうタケル。「痛ぁあああーっ!!」足が痺れるタケルは、混乱する毛利を取り敢えずその場に降ろした。
と、ブック眼魔が飛び掛かってきた。足が痺れてモタつくタケル。「俺の遊びの邪魔をするなっ!」「人の命で遊ぶなんて、許さない!!」互いに透明なまま格闘し出す両者。
     2に続く

仮面ライダーゴースト 2

2015-10-26 20:30:40 | 日記
街の人々は気付かないでいたがブック眼魔が怪光線で周囲を破壊し始めると大騒ぎになった。ガンガンセイバーで斬ると二人に分裂するブック眼魔。「兄さん早くやるんだ!」「右パンチっ!」片方に押さえられたり、挟み撃ちに苦慮している内に大袈裟なポーズで殴られたりするタケル。「何やってんだよぉ。ガンガンセイバーを二つに割ってくっ付けろ!」現れたユルセンの言う通り、ガンガンセイバーを薙刀モードにするタケル。これ薙刀??
「いいね、これ!」気に入ったらしいタケルは突進した。前後に刃のある武器を器用に振り回し、眼魔の挟み撃ちにも対応するタケル。「ダイカイガン!!」薙刀に力を溜めるタケル。「何か、危ない感じがする」タケルに狙われた頭に鳥の乗っていない方の眼魔は焦った。「オメガストリーム!!!」連撃で鳥無しブック眼魔を斬り裂き「殺られました」爆破させた。しかし、パーカー霊も眼魔眼魂も出てこない。「じゃーねぇー!」もう1体は逃げて行った。「ええ? 何だよぉ、鳥が乗ってる方が本物だったのぉ?!」ガッカリして変身を解くタケルを、蛇のような機器を持つ、もう一人の仮面ライダーが見ていた。
羽柴の会社の前に戻ると、女に何か言われていた毛利が傘下に入ると言って、逃げ出して行った。「誰だ?」タケルが女を追って羽柴の会社に再び入ってゆく頃、御成達は羽柴の関連会社で聞き込みをしていた。やはり怪現象は起きていたが、それよりも、アカリは会社にあった買収会社の記された地図に注目していた。姿を消し女を追ったタケルは壁を抜けて社長室まで来て、別室? へ行った女より飾ってあった骨董らしい手紙に気を取られていた。
そこへ「君は誰だ?」羽柴が入ってきた。「黒田さんの知り合いで、天空寺タケルといいます」「大天空寺と関係あるのかね?」以前、住職(父)が件の手紙を見に
     3に続く

仮面ライダーゴースト 3

2015-10-26 20:30:30 | 日記
訪ねてきたことがあるという。手紙は先祖が働きを認められて信長から貰った直筆の書状だった。羽柴の祖先は身分は低いが織田家の為に尽くしたという。「信長は私の、憧れの英雄だ」そう言う羽柴にタケルは共感しているようだったが、さっきの女が「よろしいですか?」と入ってきた。その場に居続けるのは不自然過ぎた為「僕はこれで」と一旦社長室から出て行った。タケルは黒田から女が理沙という秘書だと聞き出すと、姿を消してすぐに社長室に戻った。
理沙が毛利が買収に応じたことを伝えると「君の言う通りだな。今までの私は間違っていた。邪魔者や敵は容赦無く倒さねば、情けは無用だ!!」いきり立つ羽柴。「そうです、信長のようにもっと野望を持つべきなのです。信長ができなかった天下統一も夢ではありません」煽る理沙。「天下統一、いい響きじゃないか」「その準備が、ようやく整いましたよ」「準備?」どうも尋常ではない会話を姿を消したタケルは傍で聞いていた。
関連会社のアカリが件の地図の買収会社の印をマジックで結ぶと眼の紋章の形になった。「眼の形になってない?」「確かになってます!」御成と二人で言っていると、関連会社でもオフィスの物が浮き上がる現象が起き始め、騒ぎになった。「いるのかも?!」アカリは試しに不知火を撃ってみた。「ほーれ、ほれほれほれっ」ブック眼魔の分身体が『浮かせる』能力を使っていた。他の全ての関連会社でも分身体が能力を使い、眼の紋章の形に街が光り始めた。点が線で結ばれ、完全に眼の形になると地面が眼の形で抉れ、「きたきたきた、もっといこーう!!」眼魔が操るまま上空へ浮き上がって行った。
「あれが羽柴社長の街、言わば安土城です!」屋上で浮き上がった街を指し、無茶なことを言う理沙。信長の書状も持っている。「私の、安土城」見とれる羽柴。正気ではない。
     4に続く

仮面ライダーゴースト 4

2015-10-26 20:30:18 | 日記
タケルと黒田も屋上に駆け付けた。「これが本当の私だ!」「社長は信長になるべき人なのですっ!」「そうだ、私は織田信長になる!!」理沙に煽られるまま叫ぶと、羽柴の体が妖しく光り始めた。「やっぱり眼魔か。羽柴さん、このままだと死んでしまう!」「信長になれるんなら、私は命だって惜しくないっ!」そう言い返す羽柴に、タケルは顔色を変えた。「目を覚ませ!」「それでいい、もうおしまいよ」羽柴に反応し、光る書状を満足げに見詰める理沙。「俺は諦めないっ!」タケルは羽柴に抱き付き、魂に? 触れた。(羽柴さんの命を感じる。生きてほしい)涙を落とすタケル。羽柴の眼魔の邪気? は浄化された。過程や関わりが無くても捕まえたら強制浄化できたっ!! 結構チート!
「私は?」正気に返った羽柴。書状の光りも消え、悔しがる理沙。消えていたタケルが姿を現した。「信長は、身分の上下に関係無く、部下を大切にした人なんです。その手紙が証拠です」理沙の持つ書状を見る羽柴。「ホント許さないっ! 遊びは終わりだ」どこからともなく現れたブック眼魔本体がタケルに殴り掛かってきた。タケルはロビン・フット眼魂をドライバーに装填した。「バッチリミナー! バッチリミナー!」かなり激しく乱舞するロビン・フット霊。どうした?「変身!!」「ハロー、アロー、森で会おうっ!」気楽にドライバーが吠えつつ、ロビン・フットフォームに変身した。格闘距離だがそういう気分だった!
電話弓を構えるが当然射線を通せず弓ごと手で退けられ組み合いになった。その隙に黒田が羽柴に駆け寄ると「信長は、冷酷なだけじゃない。人間味のある男だった。私もそうでありたい」羽柴は呟き、今度は清く体が光り出し、書状も光った。地上ではいつの間にか降りてきていたタケルとブック眼魔が交戦していたが、近過ぎて全く弓が役に立たない。
     5に続く

仮面ライダーゴースト 5

2015-10-26 20:30:05 | 日記
タケルは蹴り飛ばして距離を取り、弓を構えたが、眼魔は多数に分身し、タケルの周囲を高速回転し始めた。「どれが本物かわかるか?」「ダイカイガン! ガンガンミナーっ! ガンガンミナーっ!」弓に力を溜めるタケル。「命、燃やすぜ!!」「オメガドライブ!」タケルの姿も分身し、円陣を組んで旋回する眼魔全体に狙いを定めた。「オメガストライクッ!!」多数の自分で、本体を見切った! 撃ち抜くタケル。「当たりましたぁーッ!!!」最後までふざけて霊パーカーを引き剥がされ、吹っ飛んで爆発するブック眼魔。分身も全て連鎖爆発する。ベースの『本』だけ残し、眼魔眼魂も砕け散った。
浮かせていた分身体が消え、街が落下し始めた。「えっ? どうしよう?!」頭を抱えるタケル。「おいおいおい、信長ゴーストが生まれそうだぞぉ!」街に構わずユルセンが言ってきた。振り返ると屋上から光りが立ち上っている。「キャーッ!」「落ちるぅ!!」街ではアカリ達が叫んでいる。信長を気にしつつ、タケルは街の下へ向かい、ユルセンを慌てさせた。一方、黒衣の男といつも一緒に現れていた男が一人で落ちる街に現れると、中空に眼の紋章を描き、多数の眼魔眼魂を生み出し、四方に放っていた。
「ヤバい、落ちゃう」街の下まで来たが、混乱するタケル。「ユルセン! ユルセぇンッ!!」呼ばれてうんざり気味に現れたユルセン。「非常事態だからしょうがない、これ使っとけば?」ユルセンはどこからともなく青い眼魂を取り出した。「あの時のニュートン眼魂じゃないか!!」進ノ介に譲って貰った物だった。「よし!」ドライバーに装填するタケル。「林檎が真っ赤! 引き寄せまっかぁっ!!」なぜか関西弁でドライバーが吠え、タケルはニュートンフォームに変身した。「どうするんだっけ?」「ニュートンと言えば?」「え? え? え?」出てこないタケル。
     6に続く