羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

エンジェル・ハート

2015-10-12 20:02:04 | 日記
上川のリョウはかなりいい。エンジェル・ハートの時代のリョウのくたびれ具合にちょうどいい。こういう役好きそうだもんね。この話、原作は香螢がボスの娘とわかって騒動が一段落した辺りまでは確か読んだが、リョウと香の話の方が面白いから香螢の話はそこまで入ってこなかったかなぁ。香螢はあるエピソードのヒロインくらいのボリュームのキャラ造型なんだよ。ハードな設定はあるけど、原作者の人がもうそういうのあんま描きたくないから殺し屋として育てられた世間知らずな女の子ぐらいに片付いてる感じ。
その後リョウの義理の娘としてキャラ定着はしていったようだけど、やっぱりリョウメインの方が面白い。何しろ地獄のジャンプ連載で相当なポジションを勝ち取ったキャラだから、仕上がり具合が違ってる。実写でも上川ができ過ぎだからなぁ。香螢だけだとセクシーシーンの無いアクションVシネマっぽくなっちゃうからさ。この辺の温度差をどう埋めてゆくのか、ってのが今回の肝かもしれん。
初回は放送が長過ぎてちょっとマッタリ進行ではあった。BGMもちょっとマッタリしてたなぁ。まだリョウが本気で殺しに行く件が無いってのもあるけど、これ確か香螢が殺せない分、リョウが始末を着けるといったところはあったから、そういった部分まで踏み込んでくるとBGMも違ったのが入ってくるかもしれん。リョウまで不殺だと締まらないことになりそうだ。
後は本編のお色気が控え目な分、トリンプのCMに本気を出してもらうしかないねっ!

ガンダム 鉄血の~ 1

2015-10-12 20:01:54 | 日記
前回の決着の前、動力室ではコクピット回りを抜かれていたMSに三日月のMWのコクピットを取り付ける作業が行われていた。雪之丞から何気に渡されたMSのマニュアルを受け取れない三日月。字は読めない。「ああ、だったな」MWの阿頼耶識のインターフェースが欲しかっただけとはぐらかす雪之丞。大戦時代のMSは大抵阿頼耶識仕様だった。だが、MSの脳負荷は単純なMWとは比較にならない。「いいよ。元々大して使ってないし」「命が大切ではないのですか?!」さっきから近くで人道に反する云々と騒いでいたクーデリアが感情的に言ってきた。「大切に決まってるでしょ? 俺の命も、皆の命も」答え、接続を終えた三日月は負荷に衝撃を受け、鼻血を出し「バルバトス」忘れられていた機体の名を口にした。「網膜投影スタート」バルバトスの視界が三日月の視界となった。リフトの準備が整う。勝てるか危ぶむクーデリアに「僕達は負けないよう抗うことしかできない」ビスケットは呟いた。
そしてオーリス機を撃破した三日月。「アイン! 貴様は援護だっ!」「はい!」クランクは機体をバルバトスに突進させて行った。三日月はオルガに味方を下げさせ、自機も移動させた。組み損なうクランク機。アイン機はライフルを構えた。「足を止めます!」「待てっ!」クランクは先に気付いた。三日月は撤退するギャラルホルンMW隊に向かっていた。勢い余ってMWを踏み潰しつつ、隊を背に構える三日月。アイン達はライフルが撃てない。「貴様ぁッ! MWを狙うとは卑怯なっ!」光通信も使わず? 通常回線? で三日月に喰って掛かるアイン。「どの口が言うんだっ」三日月は向かってくるアイン機に機体を向けた。メイスを投げる三日月機、アイン機は斧でこれを上空に跳ね上げた。跳んだ三日月機は上空でこれを受け落下の勢いのままアイン機の左腕を打ち壊した。
     2に続く

ガンダム 鉄血の~ 2

2015-10-12 20:01:46 | 日記
「浅いか?」アイン機に気を取られていると、クランク機が斧で打ち掛かってきた。ガントレットで受ける三日月機。「このグレイズの相手ができるとでも?!」途中から光回線? に切り替えて通信するクランク。「もう一人死んだみたいだけど?」「その声?」驚くクランク。「貴様、まさか子供か?」「そうだよ、アンタらが殺しまくったのも、これからアンタらを殺すのも!」押し負けるクランク機。「クランク二尉!」撤退が済んだからか、場所が移ったからか? アイン機がライフルで援護してきた。素早く回避する三日月機。反応速度に感心するクランク。
だが、スラスターのガスが切れてしまう三日月機。バルバトスは動力と推進剤が別らしい。低空飛行が止まり、メイスで地を打ち、砂煙を巻き起こす三日月機。構わず撃とうとする片手のアイン機。「下だ!」クランクが警告したが既に低姿勢で迫った三日月機はメイスを振り上げ、アイン機を浅く打ちのめし、頭部装甲を吹っ飛ばした。クランク機はスラスターを吹かして砂煙を起こし、アイン機を抱えて離脱して行った。砂煙の有効性ッ!!「まだだ、まだっ! あっ」鼻血まみれで操縦していた三日月は負荷に耐えきれず気絶し、バルバトスは停止した。
「何?! 失敗しただとっ?!」クランクから報告を受けたコーラルは焦った。『ノブリス』なる支援勢力の意向を受け、クーデリアを殺害し、火星民の地球への憎しみを煽る手筈であったが台無しとなり、さらにMSを失う等したことは司令官としても失態。2日後にマクギリス達が到着する前に方を付け、証拠を隠滅する必要があった。「相手は、子供でした」意志の無い少年兵だと主張するクランク。「甘いことをぬかすなっ、一人残らず駆除しろっ!! 命令だ!」コーラルは喚き立てた。
CGS基地では残骸の後始末と負傷者や遺体の回収が行われていた。
     3に続く

ガンダム 鉄血の~ 3

2015-10-12 20:01:35 | 日記
ダンジの遺品は阿頼耶識の欠片だけだった。数は減ったが一軍は戻ってきた。社長はそのままバックレた。基地には予定通りアトラが物質を運び入れ、途中で拾ったビスケットの妹達も連れてきていた。 「くっ」三日月は目覚めた。バルバトスに繋がったままだった。搭乗者が気を失ったままでは外せなかったらしい。雪之丞は機体と三日月を切り離した。被害を気にする三日月に「おめぇとこいつは、よくやったよ」雪之丞はそう応えた。機体を降りた三日月は上着を着て基地へ歩いて行ったが、停められた雑貨屋の車の前でアトラに会った。「あれ? アトラ。配達か」「あのね、平気?」三日月の鼻血の跡はそのまま。「うん、ありがとうアトラ」三日月は通り過ぎて行った。「うん!」(バカだな私、平気じゃないのわかってたのに)紐の腕輪は渡せなかった。
これまで、『華々しく』貧困に苦しむ子供達について演説してきたクーデリア。だが現在、上階の窓から被害の後始末を目の当たりにし(私のせいで)と嘆いていた。ここに「お嬢様」軽く怪我をしたフミタンが現れた。父、ノーマンの元へ戻ろうと言ってくるフミタン。父と『連絡』を取っていた。クーデリアは拒否した。父を疑っていた。「わかりました。ですが、ここに残る意味も無いでしょう?」そう言われていると「まだいたんだ」三日月が現れた。鼻血の跡はもう無かった。礼を言っても取り合わず部屋に有った箱を一つ持って去ろうとする三日月。「私のせいで、大勢の方」「マジでやめて」三日月は鋭く言った。「たかが、アンタ一人のせいで、あいつらが死んだなんて、俺の仲間をバカにしないで」三日月は去って行った。
外へ出たクーデリアは自分の世間知らずを認め、それでもわかりたいと思っていたと考えたが(なのにっ! あの目、見透かされているみたいで、笑われてるみたいでっ)屈辱と焦燥感を感じていると、
     4に続く

ガンダム 鉄血の~ 4

2015-10-12 20:01:24 | 日記
本当に笑い声が聞こえた。ビスケットの双子の妹達が、納品されたトマトらしい物の形が尻に似てると笑い、荷を運ぶアトラに注意されていた。クーデリアが近付くと、アトラは戸惑った。「クーデリア・藍那・バーンスタインといいます」「あっ! ニュースとか出てる人?!」驚くアトラ。「有名人なの?! サインほしい!」「私もっ!」双子も騒いだ。本来あるべき一般人の反応に、クーデリアは笑みを浮かべた。
「俺、だけで、いいでしょう?」「ああ、そうかよっ、じゃあ!!」オルガは一軍の上官の鉄拳制裁を一人で引き受けた。散々殴られるオルガ。「ケッ、面白くもねぇ! 後で損害調べて持って来いよっ!」上官と一軍達は去って行った。「ちょうど、いいのかもな?」オルガはその場にいた三日月以外の三番組の有力メンバーと人気の無いMW置場に場所を移した。下っ端の子供に銃を持たせて見張りをさせた。オルガはCGSを乗っ取る計画を打ち明けた。一軍の経営ではすぐに破綻する上にこれまで以上に三番組は無茶な仕事をさせられるのは目に見えていた。ここ以外に仕事も無い。
「お前はどうする? 昭弘」「俺等はヒューマンデブリだ。意思とは無縁でここにいる。上が誰になろうと従う。それがあいつらであろうと、お前らであろうと」組の違うリーダー、昭弘もオルガに乗った。不在の三日月に関しては「俺が本気なら、ミカは応えてくれる。確実にな」オルガは自信があった。
クランクがアイン達に少年兵殺しの汚名を着せない為に、単独で出撃の準備をする中、オルガは作業中の三日月の元を訪れていた。「ミカ」「あっ、色男になってんね」振り返った三日月は殴られた跡の酷いオルガに笑い掛けた。「まあな。死んじまった仲間に、最後の別れをしなくていいのか?」三日月は荒野に置かれたバルバトスの調整? を一人で行っていた。「昔さ、オルガが言ってた。
     5に続く