レベッカのグラスに白ワインを注ぐルパン。二人は昼間の明るいレストランに居た。「やったぁ! 朝から撮影続きで喉カラッカラっだったんだよねぇ」一息に呑むレベッカ。「で、用っていうのは?」ルパンは面倒そうに聞いた。別の夜、ルパンは同じ様に不二子に呼ばれ、バーで赤ワインを不二子のグラスに注ぎつつ、やはり用件を聞いていた。「用がなきゃ誘っちゃいけない?」「いや、不二子の誘いなら大歓迎さぁ」ワインの香りを楽しむ不二子。「イタリアの太陽の匂いがするなんて、いい樽よね」不二子は言っていた。
「ワインの匂いの例えって意味不明、美味しけりゃそれでOKじゃんねぇ!」ワインの当てにチープなカップケーキをかじり出すレベッカ。「んなことはどうでもいいからっ、そろそろ話せよ?」「女子を急かしちゃ、ダーメっ!」鼻を指で弾かれたルパン。不二子には頬をつねられていた。「イテテテっ!」「今、違う人のこと考えていたでしょう?」「まさかぁ!」「ま、いいわ」不二子は1通の招待状を差し出した。『マカルマン伯爵を偲ぶ サンマリノワインのしらべ』と書かれていた。
レベッカにも全く同じ物を差し出しされるルパン。「たまには夫婦らしくいいでしょ?」招待状にキスしたレベッカ。「あっ」この時、マズいことになったと理解したルパン。「今夜のあなたを、私にくれない?」不二子にそう言われ「ええーっ?!」大喜びしていたルパン。「あたしと」あっけらかんと誘うレベッカ。「デートしましょ?」微笑んでウインクした不二子。
パーティーは『カップル限定』のオークションで、生前ワイン狂いの伯爵が収集したワインを売り捌く主旨らしかった。「で、どっちにするんだ?」サンマリノの当座のアジトで、次元が呆れ気味に聞いてきた。「同じ時間、同じ場所じゃ、どっちか断るしかねぇだろ?」「そりゃ決まってんだろぅ?」
2に続く
「ワインの匂いの例えって意味不明、美味しけりゃそれでOKじゃんねぇ!」ワインの当てにチープなカップケーキをかじり出すレベッカ。「んなことはどうでもいいからっ、そろそろ話せよ?」「女子を急かしちゃ、ダーメっ!」鼻を指で弾かれたルパン。不二子には頬をつねられていた。「イテテテっ!」「今、違う人のこと考えていたでしょう?」「まさかぁ!」「ま、いいわ」不二子は1通の招待状を差し出した。『マカルマン伯爵を偲ぶ サンマリノワインのしらべ』と書かれていた。
レベッカにも全く同じ物を差し出しされるルパン。「たまには夫婦らしくいいでしょ?」招待状にキスしたレベッカ。「あっ」この時、マズいことになったと理解したルパン。「今夜のあなたを、私にくれない?」不二子にそう言われ「ええーっ?!」大喜びしていたルパン。「あたしと」あっけらかんと誘うレベッカ。「デートしましょ?」微笑んでウインクした不二子。
パーティーは『カップル限定』のオークションで、生前ワイン狂いの伯爵が収集したワインを売り捌く主旨らしかった。「で、どっちにするんだ?」サンマリノの当座のアジトで、次元が呆れ気味に聞いてきた。「同じ時間、同じ場所じゃ、どっちか断るしかねぇだろ?」「そりゃ決まってんだろぅ?」
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