煙草を山程吸って奇妙な本の解読に苦戦しているレベッカ。部屋には少女と顔のハッキリ見えない男の写真が立て掛けられていた。「なんでこんな物遺したの?」呟くレベッカ。と、開けた窓から風が吹き込み本の捲れ、ある項が開かれた。そこに書かれた詩を読んでハッとするレベッカ。地図を拡げ確認するレベッカ。程無く、館の屋根の上に潜入用のコスチュームに着替えたレベッカがいた。リストバンドに仕込んだワイヤーで一気に地上に降り、掛けてゆくレベッカ。「こんな時間にどこへ?」窓から見ていたロブソン。メモを見ながらとある廃屋まで来たレベッカ、中から黒服の男達が現れた。
「MI-6の?!」「なぜここに?」舌打ちして襲い掛かるMI-6構成員。一人に羽交い締めにされ、腹を殴られ気絶させられるレベッカ。走り去るMI-6の車に気を失ったレベッカが乗せられているのを、茂みに隠れたロブソンは気付いていた。「レベッカが誘拐された?!」イタリアの当座のアジトにいたルパンは電話を受けていた。次元と、珍しく五ェ門も居合わせていた。
ルパンのアジトに来たロブソン。「どうかお力添えをお願いできませんでしょうか?」相手がMI-6だけに警察も当てにならないという。泥棒稼業を行う条件としてレベッカの奥歯には発信器が入れられており、ロブソンが差し出した端末には確かにMI-6の隠れ家だというローマの古代遺跡の地下が示されていた。さらにレベッカの本を差し出すロブソン。「まるで奇書だな」内容の奇妙さに驚く次元。心理学から物理学、特に脳科学に精通した日本人の天才が書いた物だった。レベッカは長年、この本の解読を試みていた。
「よろしいですか?」ロブソンはレベッカが見ていた最後の項を開いた。『君に不滅の想いを捧げよう四つ目の塔無き地にてリベルタスに見守られながら』そう詩が書かれていた。
2に続く
「MI-6の?!」「なぜここに?」舌打ちして襲い掛かるMI-6構成員。一人に羽交い締めにされ、腹を殴られ気絶させられるレベッカ。走り去るMI-6の車に気を失ったレベッカが乗せられているのを、茂みに隠れたロブソンは気付いていた。「レベッカが誘拐された?!」イタリアの当座のアジトにいたルパンは電話を受けていた。次元と、珍しく五ェ門も居合わせていた。
ルパンのアジトに来たロブソン。「どうかお力添えをお願いできませんでしょうか?」相手がMI-6だけに警察も当てにならないという。泥棒稼業を行う条件としてレベッカの奥歯には発信器が入れられており、ロブソンが差し出した端末には確かにMI-6の隠れ家だというローマの古代遺跡の地下が示されていた。さらにレベッカの本を差し出すロブソン。「まるで奇書だな」内容の奇妙さに驚く次元。心理学から物理学、特に脳科学に精通した日本人の天才が書いた物だった。レベッカは長年、この本の解読を試みていた。
「よろしいですか?」ロブソンはレベッカが見ていた最後の項を開いた。『君に不滅の想いを捧げよう四つ目の塔無き地にてリベルタスに見守られながら』そう詩が書かれていた。
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