年末、タケルに残され日数はあと僅か、1月10日までしかこの世に留まれない。しかし、父、龍の墓参りを済ませたタケルは清々とした様子だった。集めても復活の確証は無いまま、足りない眼魂を探すタケル達。屋外で御成等は必死で探したが「ちょっと休憩しよっか?」タケルは手を止め、寝転がった。「綺麗な空だなぁ」のんびりと青空を見上げるタケル。マコトは体力がすぐには戻らず一先ず入院したカノンを見舞っていた。「お兄ちゃん、タケル君の為に、できることない?」カノンはそう聞いてきた。
運河沿いで考え込むマコト。そこへアランが現れた。「妹を死なせたくないなら、私がなんとかしてやったのに」どうも眼魂を頼らずに『なんとか』できるらしいアラン。「それじゃダメなんだ。君らにもその内わかる」意味深なことを行って去ろうとするマコト。「次に会う時は敵だ」マコトは応えずバイクで去った。「天空寺タケルが彼を変えてしまった。絶対に許さない」アランが語気を強めているとジャベルが近くに控えていた。マコトへの制裁を促すジャベルにあんな感じだが貴重だったらしいグンダリを無駄にしたと、処分を伺わせるアラン。
アランはジャベルから眼魂を二つ強引に渡させると兄に会いにゆくと小さな眼魔ゲートに眼魂化して入ってゆき、去った。「私がミスをしただと? 私は決して汚点は残さないっ!」ジャベルは屈辱の表情で言っていた。年は明けたが、眼魂は見付からない。タケルはアカリ達と記念写真を撮り、餅つき等もした。2日、楽しそうに御成と滝行を行い、6日はアカリが来たがっていた物理学展に二人で行った。眼魂は見付からない9日の夜には枕元に父の霊が現れ眠るタケルを見守る様子もあった。
そして、10日の朝。本堂でタケルは「二人には一応、言っておくね。今までありがとう」笑顔で言い、アカリと御成を俯かせた。
2に続く
運河沿いで考え込むマコト。そこへアランが現れた。「妹を死なせたくないなら、私がなんとかしてやったのに」どうも眼魂を頼らずに『なんとか』できるらしいアラン。「それじゃダメなんだ。君らにもその内わかる」意味深なことを行って去ろうとするマコト。「次に会う時は敵だ」マコトは応えずバイクで去った。「天空寺タケルが彼を変えてしまった。絶対に許さない」アランが語気を強めているとジャベルが近くに控えていた。マコトへの制裁を促すジャベルにあんな感じだが貴重だったらしいグンダリを無駄にしたと、処分を伺わせるアラン。
アランはジャベルから眼魂を二つ強引に渡させると兄に会いにゆくと小さな眼魔ゲートに眼魂化して入ってゆき、去った。「私がミスをしただと? 私は決して汚点は残さないっ!」ジャベルは屈辱の表情で言っていた。年は明けたが、眼魂は見付からない。タケルはアカリ達と記念写真を撮り、餅つき等もした。2日、楽しそうに御成と滝行を行い、6日はアカリが来たがっていた物理学展に二人で行った。眼魂は見付からない9日の夜には枕元に父の霊が現れ眠るタケルを見守る様子もあった。
そして、10日の朝。本堂でタケルは「二人には一応、言っておくね。今までありがとう」笑顔で言い、アカリと御成を俯かせた。
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