倒れ、機能を失ったゲキアツダイオーから六色の光になって逃れた天晴達は地上で実体化して倒れ込んだ。ライオンハオーは鎖と呪符で封じられ「忍者どもっ、出てこねぇなら街を破壊し続けるぞ?!」萬月はシュリケンジンで街を破壊し始めた。オトモ忍は天晴達からの指示を全く受け付けなくなっていた。屋上で事態を見ている好天。天晴達が走って逃げていると、旋風が地下通路から現れた。「こっちだ皆っ!」一先ず地下へ一同を避難させる旋風。
地下で対策を練る一同。ゲキアツダイオーは旋風の手引きで鉄之助が修理中。残存のパオンマル達だけでは戦力が乏しいが、潜入して奪還するには「牙鬼萬月は鼻が利きますからね」警戒する霞。と「俺が行く、手伝わせてくれ」旋風が名乗り出た。「父さん」戸惑う風花。「いいに決まってんじゃん、それが親父のやりたいことなら、やるべきだろ?」天晴は賛成した。「正直人手不足で、おじさまの手も借りたかったところです」「それを言うなら、猫の手も借りたい、でしょ?」旋風が霞に返し、笑い合っていると「それだ!!」八雲が何か思い付いた。
程無く、牙鬼軍の陣で正影が改めて人としての幻月が死ぬ間際に遺した予言を言って萬月を褒めそやしていると、そこへ眼鏡を掛けたやや挙動不審な猫又らしき妖怪が現れた。「タマネコじゃな?」「ち、違うにゃん。俺様は、猫又の従兄弟の、再従兄弟の、メガネコマタにゃあ」伊賀崎道場を見付けたというメガネコマタ。正影達だけでなく、萬月もこの話に乗り、シュリケンジンのコクピットにメガネコマタを入れて道場まで案内させた。「あそこニャン!」示す道場をシュリケンジンで斬らせる萬月。道場は霞となって掻き消えた。
「おい、猫野郎っ! どういうことだ?!」凄む酒呑童子。「いや待て」止めて、臭いを嗅ぐ萬月。晴れた霞の向こうに天晴達が居た。
2に続く
地下で対策を練る一同。ゲキアツダイオーは旋風の手引きで鉄之助が修理中。残存のパオンマル達だけでは戦力が乏しいが、潜入して奪還するには「牙鬼萬月は鼻が利きますからね」警戒する霞。と「俺が行く、手伝わせてくれ」旋風が名乗り出た。「父さん」戸惑う風花。「いいに決まってんじゃん、それが親父のやりたいことなら、やるべきだろ?」天晴は賛成した。「正直人手不足で、おじさまの手も借りたかったところです」「それを言うなら、猫の手も借りたい、でしょ?」旋風が霞に返し、笑い合っていると「それだ!!」八雲が何か思い付いた。
程無く、牙鬼軍の陣で正影が改めて人としての幻月が死ぬ間際に遺した予言を言って萬月を褒めそやしていると、そこへ眼鏡を掛けたやや挙動不審な猫又らしき妖怪が現れた。「タマネコじゃな?」「ち、違うにゃん。俺様は、猫又の従兄弟の、再従兄弟の、メガネコマタにゃあ」伊賀崎道場を見付けたというメガネコマタ。正影達だけでなく、萬月もこの話に乗り、シュリケンジンのコクピットにメガネコマタを入れて道場まで案内させた。「あそこニャン!」示す道場をシュリケンジンで斬らせる萬月。道場は霞となって掻き消えた。
「おい、猫野郎っ! どういうことだ?!」凄む酒呑童子。「いや待て」止めて、臭いを嗅ぐ萬月。晴れた霞の向こうに天晴達が居た。
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