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羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

夏目家どろぼう綺談

2016-01-03 18:23:41 | 日記
こういうコンクールって、時代劇NGだった気はしたが微妙にスレスレな時代を狙ってきた感じ。近年この時代でヒット作がチラホラあるからまず書ける人をキープするってのはあったのかも? 中盤くらいまで再現VTR風ではあったが、有名実在人物が次々出るとそれなりに場が持つ。取材もままならない応募者で、なんとか『有名人登場ラッシュターン』をやり切ったのは中々の豪腕。
後半は夏目漱石というより、随分昔の学園ドラマになっていたが、史実と絡めつつ纏めてはいた。夏目に長々と『実は知ってた』の件を解説させるはもうちょっと省略してもよかったかも? 夏目が学校に戻って改めて違うスタンスで授業を始める描写や、直接でないにせよ牢獄に完成した『猫である』の本が届いて読む描写もあってよかったんじゃないかなぁ。
しかし、脚本家が選ぶ賞だから、やっぱ審査員の作風と合致した人が選ばれるもんだね。複数名いるから幅はあるんだろうけどさ。

超限定能力

2016-01-03 18:23:33 | 日記
導入からするとコミカルに『限定能力』をバンバン使う話かと思ったが、能力使用はかなり限定的。話もわりと早い段階でサラリーマンが自殺してからはシリアス展開だった。
世にも奇妙な物語のような寓話、ないし不条理展開でもなく、この導入と設定では珍しいくらい倫理的に正しく進行し、シナリオ学校の課題提出作品のようにきっちり話が纏まっていた。昨年のかなりはっちゃけてた梅木さんからの振り幅が大きい。確かに同じパターンを2年連続は無いとは思うけどね。
就職厳しそうなクラスの大学っぽい感じだったのと親友の就職活動がやみくもに行ってる気がしたから、自殺未遂に至るのがちと甘い気もしたかな? あのクラスの大学だと、たぶんサービス業かパワーワークか介護で正社員を目指すべきだろうけど何か大型のビル持ってるような玩具メーカー? とか攻めてたから、ちょっとズレてる気がした。
映像が美しく、音楽も凝っていた。病室で後ろから撮って台詞を喋らせたり、色々やってやろう、みたいなのはあったね。主演も好演だったし、月9では正直空回り気味だった親友役も役柄もあるだろうけど、軌道修正した芝居をしてた気もしないではない。これだけ真面目な作風でもファンタジー設定に対応はしていたが、たぶんNHKが定期的にやる若者向け社会派ドラマとかやりたい人なんだと思う。NHKの想定している『若者達』は相当片寄ってると思うけどさ。
自分の作風が地味だと自覚して、超能力設定をぶっ込んだはず。梅木さんの人は自分の世界観で書くタイプだったが、自分で自分に課題を与えてそれを乗り越えたんだと思う。どっち上って訳じゃないだろうけどさ。今回の話、特に結末は能力が無くても成立できるかできないか微妙なラインだったから、そこを盛っていく「やったるぜっ!」っていうテンションは必要な気はした。

風吹かばケムシーノっ! 2話

2016-01-03 15:34:10 | 日記
『風吹かばケムシーノっ! ~アクアマリンの首飾り~』の2話を投稿サイトに投稿しました。移動と状況補完、キャラの掘り下げと関係性の整理、次のミッションの下準備と実行の切っ掛け出しの回です。ぜひドゾォ~っ
夜に年末年始の単発ドラマの感想をちょこっとだけ書きます。そっちもよろしくぅ。