羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダーゴースト 1

2016-01-11 21:36:41 | 日記
「父さん、俺が消えないでいられるのは父さんのおかげなんだよね」父の墓参りをしているタケル。英雄の眼魂を集めることを改めて誓っていると、そこへマコトが来た。「(カノンは)だいぶ回復した」タケルの父の墓に手を合わせるマコト。父の意思を継ぎ戦っているタケルに対し妹を救うことにばかり囚われていた自分を内心恥じるマコト。「前に言ってた、地獄ってどういうこと?」問うタケル。「俺とカノンは10年前にモノリスに吸い込まれて、眼魔の世界に暮らしていた」「眼魔の世界?」「ケジメを着けたら全て話す」マコトは去って行って。「ケジメって一体?」危惧するタケル。
グンダリが飛び交い、荒野を無数の眼魔眼魂が漂う眼魔界を進むアラン。巨大なモノリスのような建物の中へと入って行った。内部で眼魔アサルト2体が刀と宇宙服のヘルメットを掲げ、プラネット眼魔と刀眼魔を作り出した。「これで西園寺がいなくても、眼魔に力を融合することができる。あの男も少しは役に立ったという訳か」何か気付くアラン。「あの方は? またどこかへ行ったのか。まあいい。私はこれから兄上に会ってくる。すぐに行動に移れ!」「ハッ」命じられた眼魔2体は眼魔ゲートを開き、人間界に降り立った。
プラネット眼魔は電波? を放ち、街に通信障害を引き起こし始めた。障害により、一人の父と携帯電話で「僕達の夢だったじゃないか!」と口論していた男が雑音にスマホを取り落とし、落とした先の茂みで龍馬眼魂を見付けた。「目玉?」龍馬眼魂は光り、男に跳び付くと融合した。意識を乗っ取り、眼鏡を頭に引き上げた龍馬。「ちくと体を借りるぜよっ? 随分デカい夢を持った男じゃけぇっ! 久し振りの自由ぜよ。今の日本を見て回るとするかぁっ」龍馬は悠々と街を歩き始めた。
アカリ達と相談していたタケルは、
     2に続く

仮面ライダーゴースト 2

2016-01-11 21:36:32 | 日記
15人の英雄と心を繋げるヒントを求め、一人、地下研究室の仙人の元へ向かった。まず、父のことを問うタケル。「あやつは二度と現れん。お前を救う為に消えてしまった。だが、99日で眼魂を集めれば、お前と、龍(父)の魂を救えるかもしれん」「どういうこと?!」タケルは食い付いたが、仙人が突然龍馬らしい眼魂の出現を探知して、タケルが英雄辞典で調べている内に逃げられてしまった。「タケル殿っ!」そこへ御成が駆け込み、街の異変を知らせてきた。
プラネット眼魔が周囲の送電、通信設備に電撃を浴びせると、街でスマホを使っていた人々はスマホは放電すると同時に次々と衝撃を受け倒れていった。倒れた人々の体から生命力? のようなモノが抜かれ、プラネット眼魔に吸収される。タケルは足の怪我が治らないアカリを背負った御成と共に街の公園に来ていた。「今朝お餅を食べたでしょうがっ!」「食べてない!」アカリが重いらしい御成。タケル達は公園のベンチの前に行列ができているのに気付いた。「小さいのぉ、小さい小さいっ!」龍馬は人生相談をしていた。かなり好評の様子。「あいつ、眼魂が中に入ってる」どこからともなく現れたユルセンが言ってきた。「眼魂が? 早く皆を避難させないとっ!」「あ、眼魂といっても」ユルセンの話を最後まで聞かず、『眼魔』として対応し始めるタケル達。
集まった人々を避難させてしまった。「変身っ!」オレ魂フォームに変身するタケル。「眼魔! 何をしようとしてる?!」龍馬に掴み掛かるタケル。「人を見る目が無いのぉっ!」変身したタケルを軽々と投げ飛ばす龍馬。「龍馬眼魂だっ」ユルセンに言われ、驚いたタケルは慌てて変身を解いた。御成達も寄ってきた。「わしは正真正銘、坂本龍馬ぜよっ!」「すいませんっ」土下座するタケル。「お願いします。俺の心と、繋がって下さい!」
     3に続く

仮面ライダーゴースト 3

2016-01-11 21:36:22 | 日記
立ち上がり両手を差し出すタケル。「はっ?」「お願いです、俺の心と」龍馬の手を握り、迫るタケル。「おんし、キモいなぁ」「あっ、すいませんっ」手を離すタケル。「キモいッスねぇ、確かに」素で毒を吐く御成。「おんしはこの間、女子を生き返らせたなぁ? おんしに問う。おんしの夢はなんぜよ?」「夢?」「男足る者、人生を懸けるに足る、デッカい夢があるだろう?!」「夢とか言ってる場合じゃない! 眼魔から皆を守らないとっ!」「つまらんのぉ、そんなら『薩長同盟』を成してみろっ?」「薩長同盟?!」声を揃えて戸惑うタケル達。「そうじゃ!」「今の時代に薩長同盟って?」タケルが困惑していると、御成、アカリ、龍馬のスマホが鳴り出し、雑音を受信し始めた。ユルセンは眼魔位置を察知していた。「教えてあげようかな? ど~しよっかなぁ?」「もういいからっ!」タケルはユルセンを急かし、話もそこそこに急行してゆき、御成達も続いた。「優柔不断じゃが、一度事件が起これば体が動くという訳か」感心する龍馬。
プラネット眼魔が人々の生命力? を集めていると、タケルが駆け付けた。刀眼魔がいきなり斬り付けてくる。「邪魔はさせん」「お前はっ?」回避はしたが、倒したはずの自分を殺した眼魔に動揺するタケル。「変身!」オレ魂に変身するタケル。電撃を使うプラネット眼魔も参戦し、2対1の状況に苦戦するタケル。遅れてきたアカリを背負った御成。アカリはクモランタンを使い、タケルと眼魔の姿を露とした。「マズいですぞっ? 今こそ五右衛門殿をっ!」五右衛門眼魂を取り出す御成。ここでマコトが現れた。「変身っ!」スペクターフォームに変身するマコト。
「行くぞ! タケルっ」「ああっ!」共闘して戦い出すタケルとマコト。タケルは刀眼魔を倉庫の中に吹っ飛ばした。概ね力で上回る様子のタケル。屋外でプラネット眼魔と戦う
     4に続く

仮面ライダーゴースト 4

2016-01-11 21:35:57 | 日記
マコトは眼魔が連射するエネルギー球を蹴りと拳で迎撃していたが、近付けず、信長にフォームチェンジした。火力で優る信長フォーム。「タケル殿、今こそ、五右衛門殿をぅっ」こっそり倉庫に来た御成はまた五右衛門眼魂を掲げたが、刀眼魔と戦うタケルはエジソンにフォームチェンジした。エジソンの電撃に屋外に吹っ飛ばしされる刀眼魔。「刀にはこれが効くんだよねっ」「おおっと、学習したなんか」物陰で観察しているユルセン。「ダイカイガン!」決めに入るタケル。「命、燃やすぜっ!」砲撃するタケル。しかし、駆け込んできたプラネット眼魔がバリアを張って防いだ。「今はこんなことをしている場合ではありませんっ」マコトが銃撃で加勢してバリアを砕いたが、爆発が収まると、2体の眼魔の姿は消えていた。
「マコト兄ちゃん、ありがとう」タケルとマコトは変身を解いた。「礼はいらない」マコトは去って行った。「タケル殿はどうして五右衛門殿を使って下さらないのかっ?」 なぜか御成に抗議されるタケル。アカリも傍にきた。「命も無いのに命を燃やすとは、どういう理屈ぜよ?」龍馬も現れた。「命を懸けて頑張る、ていうか」「夢の為に命を懸けるっていうのは、わしらの時代は当たり前ぜよ?」「もうっ、調子狂うなぁっ!」龍馬の扱いに困るタケル。「さっきの薩長同盟って?」龍馬は自分の取り憑いている男には大きな夢があるが、問題を抱えており、とにかく『薩長同盟』を成し遂げてみせろという。「ああ、やってやる! 俺は薩長同盟を成立させてみせるっ!」勢いで安請け合いしてしまうタケル。
「で、どうすればいいんだ?」タケルが冷静になると、龍馬は男の意識を乗っ取るのをやめ、気が付いた男は状況に戸惑った。「ここはどこですか?」タケルは事件調査はアカリ達に任せ、男の『夢』? に付き合うことになったが、
     5に続く

仮面ライダーゴースト 5

2016-01-11 21:35:47 | 日記
別れ際、タケルの姿が消え掛かるような様子にアカリは気が付いていた。
「私の中に坂本龍馬ですか?」事情を話すと男は驚いたが「いやぁ、光栄ですっ!」男は坂本龍馬のファンだった。男は田村長正といい、『宇宙』が『夢』だという。一方、人間界に戻っていたアランはプラネット眼魔と刀眼魔を従えていた。「作戦を広範囲に拡げる方法を見付けた。貴様は天空寺タケルを狙え」「御意」刀眼魔に命じるアランは上空の人工衛星を見上げた。 「私は人工衛星を作ってるんですけどっ!」長正は自分の仕事を嬉々として語ったが、衛星開発に『父』が協力してくれないという。アカリ達は一定の範囲の通信障害の発生地点からその中心に眼魔がいると、目星を立てる中、タケルは長正と共に長正の父が経営する町工場の前に来ていた。父は元々は人工衛星の設計技師であったという。なぜその父が長正に協力しないのか? 長正は言葉を濁したが、タケルは「親子なんだし、話せばわかりますよ、きっと」楽観的に言って、長正と工場に入ってゆくタケル。
「お前と話すことは無い」「やっと一緒に衛星が作れるんだ。僕と父さんと兄さんの夢だったじゃないけ? 父さんならわかるだろ?」設計図を見せる長正。「この衛星が成功すれば、日本の宇宙開発は前進するっ! だから一緒に」「これ以上は時間の無駄だ!! 帰れっ!」「父さん、まだ昔のことを気にしているのか?」「なんだとぅっ?!」父が長正に掴み掛かろうとすると、タケルは慌てて間に入った。「誰だ君は?」父の作業着の名札を見るタケル。『田村薩之進』と書かれている。「長正さんと薩之進さんで。薩長同盟って、もしかして?」「何を言ってるんだ君は?」「薩長同盟を結ぶ、手伝いに来ました!」敬礼するタケル。「帰れ帰れ! 二度と来るなっ!」怒らせてしまい、タケルと長正は工場を追い出されてしまった。
     6に続く