野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

5月の植物園

2010-05-01 | 植物園
 節季も穀雨から立夏に変わる5月、植物たちの顔ぶれも多彩になる季節だ。都内板橋区にある赤塚植物園を訪ねた。


 ハクサンボクは暖地の沿海地に生える常緑低木。本州では山口県のみ分布する。



 早春ミズバショウの脇でよく見かけるリュウキンカ






 シャガやムラサキハナナはは街中でもよく見かける。







 山野草の道を歩く。これは珍しい、サトイモ科のユキモチソウだ。私は植物園でしか見たことがない。



 エビネ



 シライトソウ



 キバナホウチャクソウ



 これは白花のラショウモンカズラ



 オドリコソウは見事な群生を作っていた。







 この時期は木に咲く花も多い。ヤマシャクヤクは奥多摩の山で一度見かけたきり。



 アケビの花



 ヤマグルマは別名トリモチの木



 シャクナゲ




 ハナイカダも小さな花をつけている。



 奥多摩や秩父の山地でよく見かけるツクバネウツギ



 花神ともいわれる牡丹は和傘つきで貴婦人のようだ。



 白藤も花穂が綻びはじめたようだ。



 ハンカチの木。まだ緑色を残しているが、もう少しすると真っ白になる。




 コクサギ(小臭木)は枝や葉に特有の臭気があるためについた和名でミカン科の木だ。



 クレマチスの咲く季節になった。これは品種名を星のフラメンコというそうだ。



 ヤマブキの八重咲き



 こちらはシロヤマブキ



 池のほとりではミツガシワが一株だけ花を咲かせていた。



 野川の観察園に寄ってみた。
フデリンドウが咲きのこっていた。こんなにまとまって咲いているのは珍しい。



 ホタルカズラはムラサキ科の花で、日当たりのよい乾いた山地に生える。花の色は咲き始めの赤紫から次第に青紫に変わっていく。



 4月の終わりから5月の初めにかけてはラン科の花が咲き始める。殆どの花は自生している姿を見るのが困難になっているが、キンランは結構自然の姿で見ることができる。



 コンロンソウは山地または谷沿いに生えるアブラナ科の花



 クリンソウ。こんな派手な花だが、奥秩父の山を歩いていると谷沿いの湿った所に生えているのを見ることができる。





 咲きだしたウワミズザクラ



 新緑も深みを増し、やがて季節は夏へと変わっていく。梅の実がひそかに色づき膨らんでいく中、一年中で生きることを一番素直に喜べる、とびきりの爽やかな季節を迎える。