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野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

小菅道から大菩薩嶺へ②

2010-05-28 | 登山
  <前回からの続き>
 平日にもかかわらず、大菩薩峠周辺はさすがに人が多い。



 ここで昼にする予定だったが、余りの賑やかさにそのまま大菩薩嶺まで登ることにする。
それにしても稜線に出たせいか寒気を含んだ風が吹き抜け寒い。薄手のベストを着込むことにした。



 眼下の湖は以前上日川ダム湖と呼ばれていたのだが、最近の地図では大菩薩湖とされている。




 かろうじて「この美しい自然を次の世代に」と読める。






 賽ノ河原の避難小屋が見えてきた。



 旧い峠はこの辺だったらしい。



 


 振り返った先には晴れていれば富士山が中空に浮かんで見えるのだが……。




 ミネザクラ。期待していたズミの花やサラサドウダンは未開花だった。







 雷岩を越えて鬱蒼とした針葉樹林帯の湿った山道を緩やかに登っていく。




 雷岩から10分、あっけなく頂上の標識が見えてきた。



 頂上は5分ほどで引き返す。風が出てきたようで日差しも見えなくなってきた。






 夕靄がたち始めたのだろうか、ダム湖が白い闇に覆われ始めた。




 



 再び介山荘が見えてきた。




 この後峠で昼食をとってから来た道を下って行った。




 初めてマミジロの姿を見た。





 登山口に着いたのが予定より30分ほど早かったので、帰りは白糸の滝に寄ってから帰った。



 この辺で

小菅道から大菩薩嶺へ

2010-05-28 | 登山
 大菩薩には何度か登っているのだが、今回は初めて山梨県の小菅村から旧道歩きのピストン登山をしてみた。


 行程概略;10時半大菩薩峠登山口→11時10分日向沢分岐→12時20分フルコンバ→13時大菩薩峠
→13時40分大菩薩嶺→14時20分大菩薩峠、ここで遅めの昼食→16時登山口に戻る

 総歩数24000歩、小菅道を歩いている間は上り下りとも人に出会うことはなかった。



 登山口を100mほど進んだ先に4,5台駐車できるスペースがあった。そこから登山口まで戻って登ることにした。



 すぐに沢を渡って、暫くは針葉樹林帯のなだらかな山道を行く。



 杉やヒノキの林の中は下草が殆どなく、マムシグサが時折目に付く位。作業用として普段から使われているせいか、道はよく整備されている。林の切れた所では、タチツボスミレやヘビイチゴの花が目に付く。左下は一輪だけ咲きだしていたクワガタソウ。



 黄色と黒の派手な模様の蛾、トラガ?



 ガクウツギ



 針葉樹と広葉樹の混交林、新緑が目に優しい



 右はワチガイソウ、蕊が特徴的な花だ



 石畳や丸石で保護された壁、腐りかけた木道など少しずつ旧道の雰囲気が感じられて来た。



 道端にギンリョウソウを見つけた。




 先ほどから大きな声で囀っている鳥がいる。気になって探していたのだが、やっと枝の合間に姿を見つけた。やはり籠脱け鳥の相思鳥だった。




 小沢の傍まで来たら植相が少し変わった。左上からエイザンスミレ、ネコノメソウ、ミヤマハコベ、そしてフタリシズカ。



 沢が傍にあるせいか、カエルとハルゼミが競い合うかのように合唱していてうるさいぐらいだ。山道に沿って古ぼけた巣箱が設けられている。




 峠が近づくにつれ、再び登りが急になってきた。この辺になるとミヤマカタバミが目立つ。






 2年前の戸隠高原以来のヒメイチゲだ、この花の可愛らしい姿を見ると懐かしさがこみ上げてくる。



 旧道の雰囲気が濃くなってきた。



 やっと小菅大菩薩道と丹波大菩薩道の分岐である、フルコンバ(古木場か)小屋跡に着いた。







 ムシカリ


 
20分ほど登った所で荷渡し場を過ぎた。甲州街道の裏街道の一つとして往来されていた名残は今はない。



 峠が近くなり、視界が開けてきた。



 介山荘到着
 

 <長くなったのでこの辺で中断>