金時山登山の帰り箱根湿性花園に寄った。開園したての3月から4月のにかけては群生するミズバショウ。6月から7月には高山植物が咲きそろい、また湿原はノハナショウブの紫におおわれる。そして9月から10月の時期には秋の草花と仙石原高原を覆い尽くすススキそして紅葉。四季折々楽しめる湿性花園だが、5月の中下旬に訪れるのは初めて。どんな花に出会えるのか楽しみにして門をくぐった。

平日のちょうどお昼時とあって来園者は比較的まばら。

入口近くの一角が外国産の珍しい植物のコーナーになっている。
紅白のコマクサ

オニブキの花はまだ見たことがなかった。

ヒマラヤの青いケシ。いつも早すぎたり、枯れかかっていたりしたのだが今回はちょうど見ごろ。花弁の気品のある青色が美しかった。

左上からニョイスミレ、ミヤマヨメナ、下はバイカイカリソウと咲きかけのクサタチバナ

見上げた先にはツリバナの花、秋の実も格好の被写体になる。

クリンソウ


勢いよく咲いているのはズミ(こなし)の花、大菩薩嶺等の奥秩父の山でよく見かける花だ。


池の水面をコウホネやアサザが彩っている。


ここではレンゲツツジももう咲き始めている。


これはスカシユリ

ヒオウギアヤメやカキツバタなどのアヤメの仲間も次々と咲きだした。


センダイハギ。北海道や東北の海岸近くに多く見られるので、すっかり仙台萩と勘違いしていたが、正しくは先代萩らしい。

薄暗い林床ではシラネアオイが一輪だけ咲き残っていた。

クマガイソウは園内の2,3か所で見られる。

間もなくユリやニッコウキスゲが咲きだす夏を迎える。梢の先に先ほど登ってきた金時山が見えた。

この花は今まで見たことがなかった、ケナシヤブデマリ

私の好きなシロヤシオも葉蔭でひっそりと咲いていた。

クロユリ。貴婦人然とした見かけにふらふらと近づき、匂いをかぐと幻滅してしまう。

ミヤマオダマキ

イソツツジとハクサンチドリ

尾瀬でよく見かけるヒメシャクナゲ

高山ではありふれたスミレ、オオバキスミレ

左上からエゾウスユキソウ、コマクサ、ミツガシワ、エゾハナシノブ

これも花なのか、イグサの仲間であるオオヌマハリイ

大好きな花の一つヒメシャガ、今は閉園している赤城自然園で初めて野生の姿を見た時は感激した。

どうやらヒメサユリには早すぎたようだ。ヒメサユリは日本特産の花で、しかも山形、新潟、福島の県境付近の山地でしか見られない花だ。ただ花期は5月下旬から8月にかけてと長いので、その地域の山を歩いていると出会う機会は多い。

ムラサキツリガネツツジとあったが、ウラジロヨウラクとよく似ている。

黄緑色の花はいつだって奥ゆかしく見える、ハクサンタイゲキ。

これも好きな花だ、ユキザサ

この時季湿原を覆っていたのはカサスゲ。右はナルコユリ

園内では何度か雉の鳴き声が聞こえていたのだが、用水路の脇でやっとその姿を見ることができた。

花の数は他の季節に比べて多いとはいえないものの、その分来園者の少ない中をヒメシャガ、ユキザサ、シロヤシオ、クロユリなどお気に入りの花に出会えたので大収穫、訪ねた甲斐があったというものだ。
モミジ葉を透かした陽光はすっかり夏のそれだった。

この辺で。

平日のちょうどお昼時とあって来園者は比較的まばら。

入口近くの一角が外国産の珍しい植物のコーナーになっている。
紅白のコマクサ

オニブキの花はまだ見たことがなかった。

ヒマラヤの青いケシ。いつも早すぎたり、枯れかかっていたりしたのだが今回はちょうど見ごろ。花弁の気品のある青色が美しかった。

左上からニョイスミレ、ミヤマヨメナ、下はバイカイカリソウと咲きかけのクサタチバナ

見上げた先にはツリバナの花、秋の実も格好の被写体になる。

クリンソウ


勢いよく咲いているのはズミ(こなし)の花、大菩薩嶺等の奥秩父の山でよく見かける花だ。


池の水面をコウホネやアサザが彩っている。


ここではレンゲツツジももう咲き始めている。


これはスカシユリ

ヒオウギアヤメやカキツバタなどのアヤメの仲間も次々と咲きだした。


センダイハギ。北海道や東北の海岸近くに多く見られるので、すっかり仙台萩と勘違いしていたが、正しくは先代萩らしい。

薄暗い林床ではシラネアオイが一輪だけ咲き残っていた。

クマガイソウは園内の2,3か所で見られる。

間もなくユリやニッコウキスゲが咲きだす夏を迎える。梢の先に先ほど登ってきた金時山が見えた。

この花は今まで見たことがなかった、ケナシヤブデマリ

私の好きなシロヤシオも葉蔭でひっそりと咲いていた。

クロユリ。貴婦人然とした見かけにふらふらと近づき、匂いをかぐと幻滅してしまう。

ミヤマオダマキ

イソツツジとハクサンチドリ

尾瀬でよく見かけるヒメシャクナゲ

高山ではありふれたスミレ、オオバキスミレ

左上からエゾウスユキソウ、コマクサ、ミツガシワ、エゾハナシノブ

これも花なのか、イグサの仲間であるオオヌマハリイ

大好きな花の一つヒメシャガ、今は閉園している赤城自然園で初めて野生の姿を見た時は感激した。

どうやらヒメサユリには早すぎたようだ。ヒメサユリは日本特産の花で、しかも山形、新潟、福島の県境付近の山地でしか見られない花だ。ただ花期は5月下旬から8月にかけてと長いので、その地域の山を歩いていると出会う機会は多い。

ムラサキツリガネツツジとあったが、ウラジロヨウラクとよく似ている。

黄緑色の花はいつだって奥ゆかしく見える、ハクサンタイゲキ。

これも好きな花だ、ユキザサ

この時季湿原を覆っていたのはカサスゲ。右はナルコユリ

園内では何度か雉の鳴き声が聞こえていたのだが、用水路の脇でやっとその姿を見ることができた。

花の数は他の季節に比べて多いとはいえないものの、その分来園者の少ない中をヒメシャガ、ユキザサ、シロヤシオ、クロユリなどお気に入りの花に出会えたので大収穫、訪ねた甲斐があったというものだ。
モミジ葉を透かした陽光はすっかり夏のそれだった。

この辺で。