nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

旅立ち

2013-07-14 00:00:00 | 日記・エッセイ・コラム
 今月初めに見つけたルリタテハの幼虫をホトトギスと一緒にネットに入れておいたところ、6日に蛹になりました。
 今度こそ羽化の瞬間を画像にと思っていましたが、13日の朝起きてみると既に羽化していました。
 残念ながら今回も決定的なシーンを逃してしまいました。
 羽が乾くまでじっとしていましたが、夕方になって飛び回り始めたので、翌日の朝窓を開けると、あっという間に飛び去りました。
 たった一頭だけという誠に不思議な出来事でしたが、果たして来年も来てくれるでしょうか ?
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里帰り ?

2013-07-04 00:00:00 | 日記・エッセイ・コラム
Img_3458 我が家の庭の『ホトトギス』に『ルリタテハ』の幼虫がいるのが見つかりました。
 二、三日前からホトトギスのある付近に糞が目立っていたので、注意深く探したところ発見したも
 のです。 
 ただ、たった一匹なのでどうしてここに居るのかその原因が分かりませんが、時々『モンシロチョ
 ウ』や『アオスジアゲハ』、『ツマグロヒョウモン』、『ナミアゲハ』などが飛来していましたの
 で、私どもが気が付かないでいたのかも知れません。
 それにしても『ルリタテハ』は平成20年7月に、Shoさんから戴いた幼虫を育て、2羽が羽化し
 て放蝶しましたが、それ以来『ルリタテハ』の姿を見ることはありませんでした。
 その5年後の突然の出現に驚いているところです。まさかその子孫が里帰りしたのでは…… ?
 何れにしても、今回もその成長を見守ることにして、囲いの中に入れてみました。



友人からの贈り物

2013-06-19 13:35:52 | 日記・エッセイ・コラム
 思いがけずにも札幌の友人から『ボトルシッブ』の贈り物が届きました。
 予てから個展を開くほどのマニアで、何点か写真でその腕前を拝見していました。
 その友人が先日上京した際我が家に立寄り、
 「暇があったら造ってみるよ」と言っておりましたが、早々と届けられたのにびっくりしました。 
 それが画像のイギリスの帆船『ロイヤリスト号』です。
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 この『ロイヤリスト号』は、1971年に建造、ブリッグ形式でトン数は 110 t 、全長 28.1m、全幅 5.9m、帆面積 580� とのことです。
 画面ではよく分からないと思いますが、ボトルの入口付近にペンギンがおり、それを見送るもう1羽のペンギンが画面右手のボトルの外におりま
 す。これは作者のお遊びとも思えるユーモラスな作品です。
 この製作には約 50時間ほどかかるとのことでしたが、その製作模様の一部の画像が送られてきましたので併せて紹介させて頂きます。
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アッツザクラ

2013-05-12 00:00:00 | 日記・エッセイ・コラム
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 一昨年入笠山へ『ホテイアツモリソウ』を見に行っ
 た際に、お土産として頂いた『アッツザクラ』が今
 年もご覧のような可憐な花を咲かせました。
 このアッツザクラについては、2011.07.25.のプログ
 に載せてありますが、改めて紹介することにします




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科 名:キンバイザサ科、学 名:Rhodohypoxis baurii、別 名:アッツザクラ、ロードヒポクシス
原産地:南アフリカ   草 丈:5cm~10cm   主な開花期:4月 - 5月
 ロードヒポキシス(アッツザクラ)とは、南アフリカのドラケンスバーグ山脈に1種が分布する小球根植物です。
 地際から長さ 7 ~ 8cmの細長い葉を何本も出して茂ります。葉には全体に白い軟毛が密生し、銀白色に見えます。主な開花期は 4月 ~ 5月、球根
 から花茎を伸ばしてその先端に1輪の花を咲かせます。
 花色は濃いピンク、紅、白などがあります。日本には昭和10年、イギリスから導入されました。
 属名のロードヒポキシスはギリシア語のロードン(バラ色)とヒポキシス(コキンバイザサ属の植物)からなり、「バラ色のヒポキシス」という意味で
 す。
 アッツザクラの名前の由来は、
 ・太平洋戦争において日本軍がアッツ島を占領したとき、その勝利ムードに乗じて名付けられた
 ・太平洋戦争において日本軍がアッツ島で全滅したときにそれを悼んで名付けられた
 ・植物関係の業者がこの花を売り出すためのイメージとして勝手に命名した
 などの諸説があります。
 ロードヒポキシスは南アフリカ原産の植物でアッツ島とはなんの関係もない植物です。
 ちなみにアッツ島は北緯53度付近に位置する島でアメリカのアラスカ州に属します。
 正式な名称がアッツザクラという植物はありません。        【やさしい園芸より】
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 また、この時期に咲いている『シラン』も載せてみました。
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藤の花見

2013-05-08 00:00:00 | 日記・エッセイ・コラム
 予てから行きそびれていた『藤』の花見に出かけました。
 現地からの情報によれば、目玉の〈大藤〉はこの6日が見頃だったようですが、その代わり〈白藤〉やら〈きばな藤〉が見頃とのことで、ちょうどライト
 アップの期間を狙ってのことでした。
     * 
 藤と言えば日本古来の花木と言われ、万葉集にも歌われています。
 その日本を代表する原種・野田藤、色ごとに、うすべに藤、むらさき藤、長藤、八重の藤、白藤と順に花を先送ります。最後は日本では栽培が難
 しいと言われているきばな藤(マメ科キングサリ属)と1ヶ月以上も藤の花を楽しむことができます。
 600畳敷の大藤棚 3面と世界でも珍しい八重の大藤棚、庭木仕立ての藤、80mにも渡って続く藤の花のトンネル(白藤、きばな藤)、そしてスク
 リーン仕立て、池に映る水鏡効果の夜の藤達と、この世のものとは思えない程の息をのむ美しさです。     【フラワーパーク資料より】
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 目的の『あしかがフラワーパーク』に着いて驚いたのは、駐車場に溢れるばかりの観光バスでした。
 また、入口にある大きな鉢植えの白藤ときばな藤が今や盛りと咲いているのを見て、一安心。
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 先ず古木が絡み合って出来たという白藤23本、全長80mののトンネルへ。
 トンネル内の白藤は今や一番の見頃で、仄かな甘い香りと目に鮮やかな白色に満ち溢れており、この下を通る人々の肌が白く見えるようで、皆さ
 ん何となく浮き浮きしているようでした。
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 次いで樹齢145年余り、各600畳敷きの2つの〈大藤〉棚へ行くと,残念ながら最盛期は過ぎており、昨日の強風に煽られてか、花が散り長さも
 短くなっていました。それでも一本の大木から広がる大きさには驚くばかりでした。
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Img_0142Img_0144  平成 8年 2月、大藤棚の4本が足利市朝倉町から
 20km 移送の上、現迫間町に植栽されました。
 10年前 72�の藤棚も10倍以上の 1,000�にも拡がり、
 世界一美しい藤と言われるほどになりました。                  
          【フラワーパーク資料より】




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 次は白藤のスクリーン仕立ての白藤の滝へ。
 まだ木が若いので本格的にボリューム感が出るには時間がかかるようですが,池に映る水鏡効果の夜の藤の美しさに魅入られました。
     *              滝 裏
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 白藤の滝の池越しに、花房が最長1.8mにも成長するという大長藤が見えていますが、宣伝文句にあるパーク屈指の野田の長藤というイメージと はほど遠く、ただの藤棚のようにしか見えません。
 その近くまで行って見ると、流石に根元が太く枝張りも見事で最盛期には如何ばかりかと想像するしかありませんでした。
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 次のきばな藤は、日本に来たのが昭和40年代と言われるキングサリ属ボッシー、オーストリアとスイスに分布すると言われています。
 キングサリ属の中では最も大きな花と長い花房を兼ね備えた花で、日本の別名「きばな藤」をとってここでは「きばな藤」と称しています。
 日本唯一の約 200本、80mに渡って続くきばな藤のトンネルは 5月から咲き、藤の最後の花とのこと。
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 園内の最も中心にある藤棚では八重藤が見られる。
 世界でも珍しい八重黒龍藤。野田藤系の黒龍藤の突然変異と言われる八重藤です。
 日本随一の八重藤と言われ最も香りが強い藤、 少し遠くから見るとブドウの房の様にも見えます。
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 その後ライトアップされたそれぞれの藤を再度見物、一味異なった色彩を楽しみました。
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 以上で藤のお花見を終えましたが、既に最盛期を過ぎ今日見られなかった藤は、フラワーパークの資料によれば次のとおりです。<ahref="http://nemo.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2013/05/11/20130427_usubenidana36_3.jpg" onclick="window.open(this.href, '_blank', 'width=500,height=374,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false">20130427_usubenidana36_3 
うすべに藤
 4月中旬、最初に開花するうすべに藤が見頃を迎えます。
  全国各地に販売されています紅藤(園芸改良品種)とは異なり、野田藤の淡い 40cm程のやさしい藤の花です。
     *<ahref="http://nemo.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2013/05/11/20130427_murasakifuji9.jpg" onclick="window.open(this.href, '_blank', 'width=500,height=374,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false">20130427_murasakifuji9
むらさき藤
 藤と言えば紫と言われる程です。
 うすべに藤に続いて咲く藤です。
 野田藤の 40~50cmの花房の藤、棚と違い当園オリジナルな仕立て方、芸術の域までに達したと言われる程のア
 ート性を持つ一株一株、固体が違うかの様に色目の違い(紫、青系紫、空色系紫と)まで伝わり、その美しさが
 強調されています。