nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

新原(みーばる)ビーチ

2010-01-27 00:00:00 | 旅行記

平成22年1月27日(水)晴

 昨日に続き晴の天気が続く。
 朝食後、ホテル前のビーチ沿いにある遊歩道を散歩する。
 朝日を浴びて海の青さが一段と冴えて美しい。
 そういえば昨日の夕方、茨城県からの修学旅行の生徒が、この海岸で泳いでいるのを見たが,まだ水は冷たい。
 この遊歩道には『プルメリア』『ストレリチア』『コバノランタナ』そして『ハイビスカス』などが植えられており、我々の目を楽しませてくれ
 る。
 海辺の石垣には【イソヒヨドリ】が餌を漁り,林の影には【シロハラ】,樹の上では【シジュウカラ】そして【シロガシラ】などの野鳥が目に入
 る。
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新原ビーチ
 ツアー最後の観光は、本島南部の南城市にある『新原ビーチ』でグラスボートに乗り,美しい熱帯魚とサンゴ礁を見る予定だ。
 バスは石川ICから沖縄自動車道に入り,一路南下して南風原南ICで一般道路へ下りる。
 絶好の好天に,日差しを受けている窓側のバスの中は暑いほどだ。
 1時間ほどで沖縄本島の南端にある『新原ビーチ』に到着。
 早速グラスボート乗り場へと白い砂浜を歩く。
 2kmにわたって白い砂浜が続き,干潮時には沖合のリーフまで歩いて行かれるという遠浅の海だ。

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 グラスボートは12人乗りの小型の船,船室には船底の中央にガラスが嵌め込まれており,我々はそれを取り囲んで海底を見るようになっている
 案内役の船長から,
 「ボートが移動している間は、ガラスを覗かないように,船酔いをするよ ! 」と注意される。
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 やがて最初のポイントに来ると,リーフの間に魚たちが見えてくる。
 最初に見えてきた熱帯魚は地味な色のものばかり。
 船長の話では、熱帯魚の種類によってほぼいる場所が決まっているので,徐々に案内するという。
 ボートが移動するにつれ、イソギンチャクの近くを動き回っている【クマノミ】や、サンゴの周りでは【チョウチョウウオ】、それに【ツノダ
 シ】などが見られるようになる。
 平均年齢の高いグループだったが、皆さん童心に帰ったように黄色い歓声を挙げて歓んでいる。
 という私も、肝心の写真を撮るのを忘れ,自然の造り出した美形を覗き込んでいた。
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 次のポイントはサンゴ礁が続いている場所。
 波の影響が少ない海域では、テーブル状のサンゴが中心のサンゴ礁になるという。
 因みに強い波を受けるところでは太めの枝サンゴ、波の影響は少ないが、砂が寄る海域では砂が積らない細い枝サンゴと、棲む環境に適した容姿
 をしているという。
 このテーブルサンゴ礁ではブルーキングフィッシュの群れが出て,その色合いが見事で皆さんを喜ばしてくれた。
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 30分足らずのグラスボートでの遊覧はあっという間に終り,ツアーの最後は那覇市内の国際通りでのショッピングと昼食を残すだけとなる。
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国際通り

 ツアーの最後は、フライトの出発時間まで那覇市内の『国際通り』で自由時間となった。
 『国際通り』は、那覇市の県庁北口交差点から安里三叉路にかけての約1.6kmの通りの名称
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 戦後の焼け野原から目覚ましい発展を遂げたことと,長さがほぼ1マイルあることから「奇跡の1マイル」とも呼ばれており,現在も沖縄で1番
 賑やかな通りとなっているという。
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 多くの飲食店やお土産屋さんが軒を連ねる国際通りは、一つ角を曲がれば昔ながらの商店街や市場が現れたり、焼き物の街[壷やちむん通り]に
 繋がっていたりする。
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 私たちが到着した24日は日曜日とあって,国際通りは歩行者天国(12~18時)となっていたことも思い出された。
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 我々はウィンドショッピングをしながら,国際通りを曲がって『第1牧志公設市場』へ行った。
 この市場には鮮魚店や精肉店,乾物店が100軒以上あり、本土ではなかなか見られないレアな食材も見られる。
 この公設市場の2階には食堂があり,家庭的な沖縄料理が食べられるとのことで、そこで昼食とする。
 刺身,ゴーヤーチャンプルー、沖縄焼きそばなどを注文,沖縄本場の味を楽しむ。
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 これで沖縄4日間のツアーを終え,帰りもほぼ満席のフライトで帰京した。

 那覇空港 14時25分発(JAL910便)  羽田空港  16時35分着

 羽田からのリムジンバスを待つ間,暖かさに慣れた身体に北風が強く、寒さが一段と身に応えた。

 最高気温  那 覇  22.1  東 京  12.7

 最低気温       13.5        1.5
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