
この24~25日、クラブツーリズム社の『河津桜まつり』のツアーに参加しました。
が激しく,予定時間を大幅に狂わせる観光になりました。
先ず『熱海梅園』へ。道路も人も大変な混雑でした。
この梅園は早咲きの梅が多く,早くも花が散っている樹もあって,期待したほどの華やかさはなくなっていました。そのなかでも目立ったものを
カメラに収めてみました。
この梅園は、明治の初め、医祖・長与専斎が、
「国民の健康の元をつくるには、温泉と自然に親しむことが第一」と、熱海梅園を開くことを提唱されたという。
これに応えて横浜の豪商・茂木惣兵衛が、明治18年(1885年)に現在の梅園のあるところに山林2.5haを開いて梅・松・桜・桃・楓・杉・柿・柳な
ど3000本を植えたのが始まりとのことだ。
現在は4.4haの園内に、樹齢100年を超える梅の古木を含め60品種、457本の梅がある。
また日本一早咲の梅として、毎年11月下旬から12月上旬に第1号の梅の花が開くことでも知られている。
今年は1月9日から3月7日まで梅祭りが開かれている。
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この梅園の周囲には『熱海桜』が植えられているが、早くも満開の最盛期を過ぎて散り始めていました。
『熱海桜』は、明治4年ごろイタリア人によって、レモン・ナツメヤシとともに熱海に持ち込まれたという。
開花期が1月と沖縄の『寒緋桜』と並んで日本列島で最も早咲きで、開花期間は一か月以上と長いのが特徴とのことだ。この桜は台湾・沖縄地方
の『カンヒザクラ』と日本の暖地に自然分布する『ヤマザクラ』が親であることが推定されているという。
今年は2月7日が満開だったという。熱海市の『木』として昭和52年に指定されている。
上の左の写真が『熱海桜』、右は梅園の中に咲いていた『ペチコートスイセン』てす。
花の形がペチコートに似ていることから付けられた名前のようです。スペイン,ポルトガル,アルジェリアなどに自生し、草丈は15~20cmで、
葉は細い円柱状です。
小室山公園


となってしまいました。
『小室山公園』は、標高 321mの小室山を中心とした自然公園。
麓から山頂までの観光リフトがあり、山頂は美しい草原になっているという。
4月中旬にかけて咲き誇るつばき園、公園の随所にある梅や桜など、一年中楽しめる花の名所になっているとのことだ。
食後、園内で咲く梅や河津桜などを楽しみましたが,広大なつつじの株が目につき、さぞかし花の時期には素晴らしい景観に
なることが伺われました。


この稲取温泉に伝わる雛祭りには,古く江戸時代後期の頃より、娘の成長を願う母や祖母手作りの「つるし飾り」が飾られる
風習がありました。
祝おうという、切ない親心から生まれたのが稲取の雛の「つるし飾り」だとのことです。
動の一環として復刻しました。
され,現在に至っているとのことです。


なにしろ観光バスで次々と訪れる観光客を扱うには,個人の家では応対できないことが分かりました。


【ふくろう】、呪力がある、福や不苦労をかけて。
【すずめ】、五穀豊穣をあらわして、食に恵まれるように。
【鶴(折り鶴)】長寿の象徴。
など、鳥に関するつるし飾りもありました。
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道路混雑もあり、現地に着いたのは午後4時前になってしまった。
しかしながら,この時間帯でもバスの駐車場はほぼ満杯だ。
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止むを得ず堤防を降りて,河原から撮ることにする。今が絶好の満開時のようだ。
折からの夕日を浴びて桜のピンク色が一段と濃く見える。
先月見た沖縄の『緋寒桜』よりは薄い色と聞いていたが,現在見ている色はさほど薄くは感じられない。
夕色が次第に濃くなるにつれ、人影も疎らになり、ゆったりとした気分で花を見ることができた。


花形は平開形で一重のやや下向きであり,花弁は5枚の円形で無毛である。
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河津桜の原木は、河津町田中の飯田勝美(故人)氏が昭和30年頃の2月のある日に,河津川沿いの冬枯れの雑草の中で芽吹い
ている桜の苗を見つけて、現在地に植えたもの。


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ホテルへ戻り,源泉の熱い温泉に浸かって体を暖めた。