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植えた球根に混じっていたのか,思いがけずに『キバナカタクリ』が芽を出し,咲き始めた。
物の本によると『キバナカタクリ』は、ユリ科エリスロニウム属のもので、いわゆる『カタクリ』とはだいぶ趣が異なるようです。
原産はアメリカ合衆国およびカナダ南部の亜高山帯に分布し、ロッキーの山中では「氷河のユリ(Glacier Lily)」と呼ばれているそうです。
球根(鱗茎)からは2枚の葉を出し,花茎の先端に1~3個ほどの濃黄色の花が下向きに咲くとのことです。
上の写真はその花芽が出てきたところです。
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何れにしても、思いがけない清楚な花が咲いて、その種類の確認にしばし時間がかかりました。
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ツマグロヒョウモン
先日8日に『ツマグロヒョウモン』の幼虫がいることに気がつきました。
鉢植えのパンジーに脱皮した跡があったので,この冬、蛹か幼虫で越冬したものと思われます。
一昨年,昨年と我が家では何頭ものツマグロヒョウモンが羽化していましたが、まさか越冬している個体があるとは思いませんでした。
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に4,5回発生するようです。
他のヒョウモンチョウ類がほとんど年1回しか発生しないのに対し,多化性という点でも例外
的な種類とのことです。
そして冬は,幼虫や蛹で越冬することが分かりました。
写真でご覧のように,黒色の体の背に一本の赤い筋が縦に通る。体には分岐する棘状の突起が
各節に6本づつある。突起は体の前半部では黒く,後半部のものは根元が赤く先が黒い。かな
りとげとげしい毛虫で、派手な体色は毒虫を思わせるが,突起で刺すこともなければ毒もない
とのことです。終齢で体長30mmほどになります。
幼虫は各種スミレ類を食草とし、野生のスミレのみならず、園芸種のパンジーやビオラなども
食べるので、我が家のスミレ類は、毎年丸坊主にされてしまいます。
この分では、今年も多くの成虫が見られることでしょう。
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ハラン


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昨日、Yさんが訪ねてきた際に,我が家の庭の『ハラン(葉蘭)』を見て,
「今頃は花が咲いているはずですよ」と言われ,密生している葉の根元を掻き分けると,地面にめり込むようにした紫色の花があるのを見つけて
いただいた。
今まで何年も庭の片隅にあったが,花が咲くとは知らなかったので,驚きとともに初めて見ることができました。
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調べてみると,『ハラン』とは、ユリ科の常緑多年草で,巨大な葉を地表に立てる植物で,幅広い大きな葉は,食物を包んだり、盛ったりするの
に用いられたという。
九州南部の宇治群島,黒島,諏訪之瀬島が野生地であり、茎は地下を横に這う地下茎の形をとる。
葉は薄いが硬くて艶があり,深緑色、楕円形で長さが50cmを越える。
密な群落を作るので,地面からこのような大柄な葉が立ち並ぶような風景になるようだ。日陰で手入れをしないでもよく育つということだが、我
が家の庭でもまさにそのとおりの状態でした。
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だような格好である。
果実も右の写真のように、地表に乗った姿になる。
この植物の花は地上すれすれに咲くことから、カタツムリやナメクジにより受粉されるとの仮説を
提唱した植物学者がいたが、1995年に日本の研究者がダンゴムシがこの種の花粉を媒介することを
確認したとのことだ。